駅からあるき by DJ Kei
>2010.05.01-02 石鎚・土山越〜瓶ヶ森(その1)

石鎚・土山越〜瓶ヶ森(その1)

2010年05月01日(土) 晴

行程

場所
大永山トンネル南8:10
土山越8:508:55
1470P9:359:45
平家平分岐10:5011:15
丸山分岐11:5011:55
笹ヶ峰12:1512:30
寒風山13:5014:10
桑瀬峠14:5515:10
幕営地15:45

プランニング

前々からやりたいと思っていた石鎚〜赤石山系の主脈縦走.今回は5月の連休を利用して,土山越から瓶ヶ森までの縦走.桑瀬峠を幕営地にプランニング.大永山トンネル口から出発して,土山越から主稜線へ.あとは延々と稜線沿いを縦走.最後は瓶ヶ森まで歩いて下山というプランである.

概要

この日は,大永山トンネル南口から土山越に入り,赤石山系の縦走路を進んで笹ヶ峰から寒風山,桑瀬峠までの縦走.幕営は桑瀬峠でプランニングしたが,予定よりも早く進行したので,峠から少し進んだところで幕営とした.赤石山系では樹林帯とやせ尾根の歩きが多く,平家平への分岐を過ぎて石鎚山系に入ると笹原が多くなった.笹ヶ峰近辺は緩やかな笹原が広がり雄大な眺めもあってすばらしい歩きが展開された.

行程

大永山トンネル→土山越→笹ヶ峰

大永山トンネルまでタクシーで上がり,そこから歩き始める.トンネル脇の林道をわずかに歩くと登山口があり,そこから出発する.

登山口からしばらくは樹林帯を進むが,しばらくすると流れに沿った道になり,時折小さな滝なども現れる.なおも流れに沿って進むが,流れを左岸から右岸へ渡ると,植林の中の登りとなる.それを登り切ると,縦走路と合流.合流地点は主脈の縦走路とは思えないようなこじんまりとした感じ.合流地点から左へ曲がると林道に合流し土山越.

土山越からは縦走路らしい道が続く.樹林とやせ尾根の道が続き,大半は巻き道であり眺めがよくない.辛抱強く上っていくと,岩のごろごろした地帯を通過し,1470ピークを回り込むような道となる.

1470ピークを過ぎると,展望がきくようになり,石鎚山系の笹原が遠望できるようになる.

石鎚山系主脈との合流地点(平家平方面との分岐)に近づくと,笹原が広がる開放感あふれる尾根が広がるようになる.

新居浜市街も眺められる.

石鎚山系主脈に合流.赤石山系の連なりをのぞめる

平家平方面の山並みを展望

笹ヶ峰方面への尾根は広大な笹原

南側は緩やかな傾斜が続く.

笹ヶ峰へは緩やかな勾配が続く

東予(西条西部)の町をのぞむ

笹ヶ峰→寒風山→桑瀬峠

笹ヶ峰は大勢の人が休んでいた.大半は南側の林道から上がってきた人のようで,軽装の人が多い.

笹ヶ峰から寒風山,伊予富士そして瓶ヶ森へと連なる石鎚主脈をのぞむ.まだまだ先は長い.

上とは反対に,今歩いてきた方向.平家平方面への連なり

北西側.東予の町,燧灘ものぞめる

遠方に瓶ヶ森が

西側から見た瓶ヶ森

広大な笹原が続く

寒風山から,伊予富士方面への眺め.寒風山山頂はゆったりと休憩するには適地.山頂で休憩中,「今日はどこで泊まりですか?」と聞かれる.「桑瀬峠の予定だったけどまだ時間があるからいけるところまで行くつもり」と答える.

時折現れる疎林.このあたりは霧氷の名所だ

寒風山から桑瀬峠はやや急な下りだったが,難所はなくあっさりと峠に到着.この峠はかなり広く,幕営にはもってこいの場所だったが,時間的にはまだ先に行けそうだ.ただこの先,遠目には,尾根がやせている場所が多そうに見えたから,幕営適地があるかどうかはわからない.峠で休憩中,先ほど寒風山山頂で話した人が降りてきた.伊予富士山頂でテントを張っていたのをみたことがあるとのことだったので,この先幕営適地があるかどうかはわからなかったが,とりあえず伊予富士山頂まで行けば何とかテントは張れるだろうと思い,先へ進むことにした.

桑瀬峠→幕営地

桑瀬峠からも,笹原が時折現れ,尾根は思ったほどやせてはいなかったが,テントが張れそうな場所はなかなか見つからなかった.しかし,鷹巣山から続く尾根と合流する地点で,少し広がったコバのような空間を発見.ただ湿っぽくて,いまいち決断がつかないでいると,さらにそのすぐ先に,わずかに道が広がっていて,前方に笹原が広がるポイントがあった.ここなら,一張りならテントが設営できる.今日の宿はここに決めた.

伊予富士がのぞめる笹原

主脈の南側の谷

道が尾根を乗り越すあたりにテントを張った

テント山行の楽しみは,朝と夕方にあると思う.特に今回は,高くから海が眺められるからなおさらだ.

燧灘の夕景は絶品だった.

この後夕食をとって,就寝.寒さは何とかなったものの,風が強くてテントが揺られ,あまり寝付かれなかった.

inserted by FC2 system