駅からあるき by DJ Kei
>2010.10.16-17 尾瀬(その1)

尾瀬(その1)

2010年10月16日(土) 曇

行程

場所
御池11:20
上田代11:4512:05
天神田代12:4012:45
兎田代13:2513:25
三条の滝13:5013:55
平滑の滝14:3014:35
赤田代14:4514:50
見晴(泊)15:35

プランニング

燧裏林道を歩くため,御池から入り,三条の滝を経て見晴まで歩く計画.あまりゆっくり歩いていると時間が足りないので,それを注意して歩くことにする.

概要

恒例の秋の尾瀬歩きは,久しぶりに秋の燧裏林道から出発する.四国に越して以来,アクセスの関係で,福島県側の入山口は使いづらくなってしまった.それでも,名古屋からの夜行バス(高崎方面行)を使うと,ちょうど接続よく御池・沼山峠方面の始発バスに乗れることがわかり,今回実行することにした.肝心の紅葉は,すでに見頃は過ぎていて,落葉が進みかけていた.色づきもあまりいいとはいえず,少々期待はずれだった.しかしそれでも,晩秋の雰囲気の漂う樹林帯や湿原の雰囲気は悪くなかった.久しぶりに三条の滝にも立ち寄ったが,展望台がすでに入れなくなっていたのは残念だった.三条の滝から赤田代にかけての渓谷沿いは,すばらしい紅葉があるはずだが,今回は時期をはずしたようだ.また訪れたい.

行程

御池のバス停から,大きな駐車場を縦断するような形で歩くと,入山口がある.入ってすぐ,いきなり湿原が現れるのがこの御池入山口の特徴である.

その名も,御池田代.奥只見の方から入ってくると,国道からも湿原を眺めることができる.湿原はすっかり秋色であるが,このあたりは紅葉は少ない.紅葉が見られるのは,御池から1時間ぐらいたって樹相が変わってくる頃からである.

御池から30分ほどで上田代.大規模な傾斜湿原が特徴的で,夏は花も多い.今は針葉樹と枯湿原のコントラストがよい.

横田代(だったか?)の紅葉.

時々流れを渡る.

少しずつ樹相が変化してきて,木々の色づきが出てくる.

やがて見覚えのある湿原に出たと思ったら,思ったより早く天神田代に到着.天神田代は小規模な湿原で多少荒れた感じはあるが,夏はミズギクの群生もあり華やかな雰囲気を出す.もう少し注目されてもよいかもと思う.天神田代では,渋沢温泉小屋への分岐があるが,渋沢方面への道はものすごいぬかるみだ.

天神田代を過ぎて10分ほどで,シボ沢を渡る裏燧橋に出る.このあたりの紅葉はまずまず.この沢の下流に渋沢大滝がある.

立派な裏燧橋を渡る.

この後は,樹林帯を淡々と進み,段吉新道との分岐に到着.まだ時間に余裕があるので,予定通り三条の滝へ向かうことにする.三条の滝は展望台への立ち入りができないという看板が立っているが,かまわない.今回の目的は滝自身ではなくて滝から渓谷沿いの道にある紅葉である.

兎田代で久しぶりに明るい湿原に降り立つが,そのまま通過.この後はだんだんと紅葉の色づきがよくなってくるが,全体的にはやはり赤茶けた葉っぱが多い.

三条の滝に到着するが,やはり展望台は閉鎖.それでも大勢の人が休憩中であった.滝周囲の紅葉をざっと眺めてから出発.

滝付近の紅葉はまずまずで,色づきもよかった.流れに近く湿度が保たれているのと,標高が若干低いためだろう.

やや紅葉に失望しながらも,平滑の滝へ向かって歩いて行く.平滑の滝も久しぶりに眺めると,なかなか迫力がある.そして,渓谷の斜面の色づきのよさが印象的だった.

三条の滝からの渓谷沿いの紅葉は,以前見たときはもっときれいだった記憶があるのだが,今回はさほどでもない.見頃を過ぎているのだろうか.あるいは記憶違いだろうか.ただ,斜面の色づきには救われた.

平滑の滝から10分ほどで,赤田代に到着.平滑の滝から赤田代に抜けるルートの紅葉が美しいというイメージが私の中にはあったのだが,今回は時期が悪かったのか,期待はずれだったように思う.

枯湿原は秋の深まりをいっそう感じさせてくれる.

尾瀬ヶ原本体の,大きな湿原に出てきた.

赤田代から見晴にかけての木道工事が行われていた.工事の資材置き場にするために,木道両側の草が刈られたが,それに伴って見通しがよくなっていたのが印象的だった.

今日の宿,尾瀬小屋.見晴に泊まるときは,たいてい原の小屋に泊まっていたが,今年は原の小屋が閉鎖しているため,尾瀬小屋に予約を取った.尾瀬小屋は,今シーズンの宿泊最終日だ.尾瀬小屋に限らず,尾瀬の多くの小屋は,10月3連休の翌週末が宿泊最終日になっている.

尾瀬小屋での同室者は1名.周辺で大量発生したカメムシをつぶしながら,消灯時間直前まで,いろいろな話をして過ごした.

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