駅からあるき by DJ Kei
>2011.08.14-18 尾瀬(その3)

尾瀬(その3)

2011年08月16日(火) 晴

行程

場所
御池7:25
上田代8:008:35
天神田代9:259:30
裏燧橋9:409:50
三条の滝分岐10:2510:35
赤田代11:1011:30
東電小屋12:1512:15
ヨッピ橋12:3012:35
池糖群12:4013:05
牛首分岐13:3513:50
竜宮14:3014:40
見晴(泊)15:10

プランニング

この日は,燧裏林道を歩いた後,尾瀬ヶ原を巡り,見晴で泊まるというプラン.新緑や紅葉の季節なら定番ルートだが,盛夏には少々見所に乏しいともいえなくもない.しかし燧裏林道沿いに点在するキンコウカやミズギクの群生は見事だし,尾瀬ヶ原に出てしまえば,これまたいろいろな花が咲いており歩いていて楽しいルートには違いない.

概要

この日は,燧裏林道を歩いた後,尾瀬ヶ原を巡り,見晴で泊まる.この日のメインは,ヨッピ橋のすぐ西側にある大池糖群.どんな様子か楽しみだったが,7月末の大雨の影響がまだ残っていたのか,茶色く水が濁り,普段の様子とは違っていたのが印象的だった.しかしそれ以外の地糖ではここまで水の濁りは強くなかったから,ここの池糖特有の理由があるのだろう.湿原では花が少なく,ヤマドリゼンマイが目立っていて,湿原風景を形成していた.

行程

御池→赤田代→ヨッピ橋

御池から,燧裏林道を歩いて上田代へ向かう.お目当ては上田代のキンコウカと天神田代のミズギク.

御池田代,姫田代などの小湿原を通過して,30分ほどの歩きで上田代に到着.傾斜湿原の美しい姿が印象的だ.ただキンコウカはすでに見頃を過ぎていたし,群生も思ったよりも小規模だった.数年前の同じ時期に来たことがあるが,その時よりも群生の規模が小さくなっているような気がした.

西田代に入ると,池糖がところどころに見られるようになる.湿原自体の規模はそれほど大きくはない.

しばらく樹林帯が続き,流れをいくつか越える.樹林帯の中は風が通らず暑いので,流れの水で顔を洗ったりする.

しばらく歩いて少し明るい空間が近づいてきたと思ったら,天神田代の小さな湿原に到着.湿原は笹や小木が生え込んで荒れ気味だが,小さな流れに沿ったミズギクの群生が印象的である.

天神田代の分岐で休憩後,尾瀬ヶ原へ向けて出発.この後はほとんどが樹林帯の歩きとなり,暑さでへばりそうになる.辛抱して歩いていると,三条の滝への分岐に到着.三条の滝へ立ち寄る気力はなく,段吉新道をたどって尾瀬ヶ原を目指す.ところどころ流れを渡るために小さなアップダウンがある他は,ほとんど平坦で単調な樹林帯の歩きが続く.

段吉新道を抜けると,尾瀬ヶ原の一角となる赤田代に到着.ここで飲料を買い,休憩する.赤田代は花も多くなく,湿原としては平凡だ.

赤田代から東電尾瀬橋を通過し,ヨシッポリ田代へ.湿原の向こうに燧ヶ岳が見える.

ヨッピ橋→牛首→見晴

東電小屋,ヨッピ橋を通過して,池糖が広がるポイントに着く.

池糖の向こうに燧ヶ岳が見える絶景ポイントだが,この日は7月末の大雨の影響か,水が茶濁している.ふだんはもっときれいなのだが.とはいっても,これも自然現象の結果である.普段は見られない尾瀬の姿を見られたという言い方もできる.

池糖の向こうに燧ヶ岳をのぞむ.

茶濁化している様子がよくわかる.

ゼンマイが燧へ向かって並ぶ様子がおもしろい.

牛首に到着後,方向を180度近く変え,今後は燧ヶ岳へまっすぐ向かって行く.尾瀬ヶ原のメインルート.

中田代付近は池糖と点在する樹木とのバランスがよい.

竜宮の池糖.なんとなく伊勢湾と三河湾の形に似ているが,そんな連想をするのは愛知県人(私は元愛知県人)ぐらいだろう.この後,見晴の小屋に到着し,宿泊.この日も夕焼けはなかった.

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