駅からあるき by DJ Kei
>2011.08.14-18 尾瀬(その5)

尾瀬(その5)

2011年08月18日(木) 晴

行程

場所
山ノ鼻5:30
森林限界6:156:15
中間地点6:557:00
高天ヶ原8:058:20
至仏山8:359:35
小至仏山10:1510:25
オヤマ沢田代11:1511:30
悪沢岳11:4012:20
オヤマ沢田代12:3512:40
トカゲ岩13:0013:30
鳩待峠14:10

プランニング

この日は,至仏山登山後,笠ヶ岳を経て湯ノ小屋温泉へ下る大縦走プランを立てていたのだが,至仏山山頂に到着した時点で疲労感があったのと,至仏山山頂でのんびりしすぎたこともあり,結局至仏山から鳩待峠へ下りることにした.

概要

この日は,当初の大縦走プランを変更して,結局至仏山から鳩待峠へ下りることにした.ただし笠ヶ岳の姿を眺めておきたいため,オヤマ沢田代から少しだけ笠ヶ岳方面へ歩いて,悪沢岳から少しだけ歩いたところにある小笠,笠ヶ岳への稜線が見える地点まで歩き,鳩待峠へ戻った.このルートは至仏山の多くの花やオヤマ沢田代周辺の季節外れの花など見所が多い.そして今回は,至仏山東面登山道を早朝に歩くことができたため,歩いている途中で,尾瀬ヶ原の朝霧が徐々に消えていく様子を中腹から堪能することができた.至仏山周辺では多くの登山者と話を交わした.今回の尾瀬歩きの最後に,多くの印象的な光景に出会えてよかった.

行程

山ノ鼻→至仏山

予定では朝5時に出発予定だったが,確実に明るくなるのを待ってから出発した.予定より30分遅れの出発となった.

まずは,見本園を通過して至仏山へ向かって歩き始める.この時期このあたりでは,熊の出没が気がかりだ.前を歩いていたご夫婦を追い越して,先頭に出る.たぶん私が本ルートでのこの日一番となる.

樹林の中の急な上りを辛抱して歩いて行くと,森林限界という標識を通過後,樹林越しに尾瀬ヶ原への展望が開ける地点に出る.朝霧が晴れきらない幻想的な尾瀬ヶ原の様子を上から眺めることとなる.この後,どんどんと標高を上げるとともに,少しずつ朝霧の晴れていく様子を眺めることになる.

少しずつ朝霧が晴れていくのが歩きながら目に見えてわかる.

かなり朝霧が晴れてきた.

このときは青空が美しかったが,これも一瞬のみで,この日もガスが出たり雲が多かったりした.

ちょうど中間地点付近からの眺め.このあたりが最も尾瀬ヶ原を眺めるにはよい角度である.まだまだ山頂までは距離があるし,まだまだ傾斜がきつい.

階段道が続く.至仏山東面道は,森林限界を過ぎると滑りやすい岩場の急な上りと,木道階段の上りが延々と続き,ほとんど平坦なところがないが,高天ヶ原を過ぎれば若干傾斜が緩やかになる.

最後は,時計回りに回り込むように上り,山頂直下の斜面をトラバースして進むと,山頂に到着.鳩待峠から歩いてきた方がすでに山頂に数名いた.山頂からは大展望が得られ,尾瀬ヶ原や燧ヶ岳はもちろん,平ヶ岳の山頂湿原の様子も見えたし,鳩待通の横田代の木道も確認できた.北側斜面は断崖となっている.

小至仏山への稜線.

尾瀬ヶ原の池糖もはっきりと見える.この至仏山の山頂で長々と休憩をとってしまったため,笠ヶ岳を通って湯ノ小屋までの歩きはやめにして,そのまま鳩待峠へ下山することにした.この後のガスの状況次第では,笠ヶ岳までは足を伸ばしてもよいが,笠ヶ岳にガスがかかっている場合にはオヤマ沢田代からそのまま鳩待峠へ下山することにする.

至仏山→鳩待峠

至仏山を後にして,小至仏山への稜線を歩く.

小至仏山への道は,滑りやすい岩場のアップダウンで,また右側は断崖となっている.危険なところはないものの,滑らないように慎重に歩いた.

小至仏山山頂付近からの尾瀬ヶ原.

小至仏山から下っていくと,テラスに出る.ここはお花畑と尾瀬ヶ原への展望に恵まれている.東京から来た親子連れの方と話をする.私が四国からやってきたことに驚いていた.

少し進むと,オヤマ沢田代へ.広い湿原である.

湯ノ小屋へのルートを少しだけ進み,悪沢岳を通過してしばらく行くと,小笠,笠ヶ岳への稜線が一望できるポイントに着く.ここで休憩とした.

再びオヤマ沢田代へと戻り,今度は鳩待峠までの下りルートをたどる.原見岩のところで時間調整のため休憩し,最後の下りへと向かった.鳩待峠に到着し,充実した尾瀬山歩きが終わりとなった.

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