駅からあるき by DJ Kei
>2012.08.12-16 尾瀬(その5)

尾瀬(その5)

2012年08月16日(水)晴

行程

場所
鳩待峠5:20
トカゲ岩6:156:40
オヤマ沢田代7:057:21
テラス7:20td>7:35td>
オヤマ沢田代7:407:45
悪沢岳7:507:50
小笠8:308:45
笠ヶ岳下9:359:40
笠ヶ岳9:4510:05
笠ヶ岳下10:1510:40
片藤沼10:5010:55
咲倉沢小屋12:0012:10
ワラビ平13:0513:10
林道崩壊点13:3513:35
登山道分岐13:4514:05
五叉路15:0015:15
登山口15:4015:55
湯ノ小屋16:05

プランニング

恒例の夏の尾瀬歩き.5日目は,鳩待峠から笠ヶ岳を通り尾根伝いに湯ノ小屋まで縦走するプランである.悪天候ならば中断,体調によっては笠ヶ岳までの往復で切り上げるなど,様々な要素を考慮に入れながらプランを立てたが,当日は快晴かつ体調もよかったため,当初の予定通りの行動となった.

概要

最終日は,鳩待峠からオヤマ沢田代,笠ヶ岳を通り尾根を縦走して湯ノ小屋へ下る.最終日にして最高の天気に恵まれた.尾根伝いかつ展望も抜群のルートだっただけに,大いに好天の恵みを生かして思う存分縦走を満喫できた.

行程

鳩待峠→テラス

この日は早立ちである.鳩待峠はすがすがしい空気に包まれていた.ちょうど朝一番のバスが到着した頃である.早々に出発準備を整えて出発する.

至仏山から続く稜線が朝日に映えている.今日は好天に恵まれそうである.

朝は雲がかかって心配したが...

時間がたつにつれて青空が広がってきた.

秋らしい雲も広がるすっきりした青空である.

尾根上からみた尾瀬ヶ原.朝霧はほとんど晴れている.

トカゲ岩で休憩.斜面には湿原が広がる.キンコウカ群生もある.

トカゲ岩からは尾瀬ヶ原を一望できる.

雲も消え完全な青空である.

オヤマ沢田代に到着.初夏から秋までの花が同居する.

オヤマ沢田代は,尾根上の広々とした湿原である.

オヤマ沢田代を反対側から眺める.

テラスに到着.ここも好展望が広がる.小至仏山が目前である.

眼下には花畑が広がる.

尾瀬ヶ原が眼下に広がる.

テラス→笠ヶ岳

オヤマ沢田代の分岐からしばらくは樹林歩きだが,悪沢岳の道標を過ぎてしばらくで眺めの良い尾根に出る.しばらくのんびり尾根歩き.

再び樹林歩きがあり,それを抜けると小笠の斜面に出る.道からややはずれているが,小笠山頂はすぐであるので立ち寄る.

小笠山頂は狭いが,360度の展望

小至仏,至仏が仲良く並ぶ.手前の小ピークは悪沢岳.

笠ヶ岳が目の前に迫ってきた.

小笠から笠ヶ岳までは,最初は樹林の道だが,それを抜けると岩の斜面を巻くように歩く.この岩場に花がたくさん咲いている.それを鑑賞しながら進む.

山頂直下から笠ヶ岳に登る.途中からは片藤沼も見える.

笠ヶ岳山頂からは,至仏,小至仏のツインピークと,その右に燧ヶ岳が並ぶ姿が見られる.役者がそろったといった感じである.

至仏の向こうには越後連山も.

そして西の方角には,ならまた湖の向こうに三国連山の姿も.

笠ヶ岳周辺の花々

笠ヶ岳→湯ノ小屋

笠ヶ岳山頂から下りて,直下で早めの昼食休憩.このあと長い下りが控えている.

片藤沼に到着.静かな雰囲気に浸る.

片藤沼の後も,小湿原がしばらく点在する,ぬかるみの多い道を歩いて行く.

池塘もみられる.

やがて樹林帯に突入し,眺めが一気に閉ざされる.どんどんと下っていくと,水場に出る.そこでのどを潤して再度出発.道からは樹間に今歩いてきた尾根の姿も眺められる.

咲倉沢小屋から眺めた武尊山の様子.

咲倉沢小屋から先は急激な下り坂である.岩のやせ尾根を通過するような場面もありちょっとした緊張感が味わえる.坂を下っていくと,林道終点にあたるワラビ平に出る.

ワラビ平からは,林道沿いに湯ノ小屋まで下ろうと思い歩き始めるが,しばらくすると斜面から流れ出たと思われる土砂で林道が覆われて,岩だらけの道に変わる.その時点でいやな予感がしていたのだが,少し歩いただけでそれが的中し,林道は見事に崩落していた.迂回も難しそうなので,結局今来た道を通り,林道沿いではなく本来の尾根沿いに登山道を歩くことにする.

ワラビ平から先の登山道は時折人工林も混じる,展望のきかない樹林帯の道である.樹林帯ゆえ日が当たらないが,風もあまり通らないため暑い.黙々と歩いて,湯ノ小屋には予定よりも少し早めについた.登山口で帰りの身支度を調えていると,周辺を散歩していたらしい方(ご夫婦連れ)に声をかけられた.尾瀬から歩いてきたことなどを話し,その方とは途中でまたお会いしたので,結局バス停まで話をしながら歩いた.こうして長い長い尾瀬歩きが幕を閉じた.

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