駅からあるき by DJ Kei
2013.08.12-15 会津駒〜尾瀬(その1)

会津駒〜尾瀬(その1)

2013年08月12日(月) 晴

行程

場所
駒ヶ岳登山口11:20
林道終点11:4011:55
水場13:2513:45
小湿原14:4514:55
駒の小屋15:1515:25
会津駒ヶ岳15:4515:55
駒の小屋16:05

会津駒ヶ岳は今回が初めての入山である.この日は,滝沢登山口から駒の小屋までの歩き.時間に余裕があれば会津駒ヶ岳往復,さらに余裕があれば中門岳往復というプランをたてておいた.実際にはこの日は,小屋から会津駒ヶ岳往復とし,中門岳は翌日にまわした.暑い中での登山だったが,花の時期は尾瀬よりも1ヶ月近く遅い感じであり,尾瀬では見られない花もあり楽しめた.また稜線上の湿原は広々としており,開放感あふれる歩きが楽しめた.夕焼けはあまりのぞめなかったが,夜空は大変きれいで,また流星群のピークと重なったこともあって,夜空も大いに堪能した.おかげで少々寝不足となった.

山行記録

駒ヶ岳登山口→駒の小屋

駒ヶ岳登山口にてバスを下りる.同じく数名がバスを下りた.この人たちもこれから駒ヶ岳を目指すのであろう仲間となる人たちである.まずは林道歩きで,途中からショートカットの道を進む.この道が勾配がなかなかきつくて大変である.やがて林道に復帰し,しばらくすると木製階段のある登山口に到着.ここがこれからたどる尾根のとりつきになっている.いよいよ出発である.

道は支尾根に沿って進むが,きつい勾配の道が延々と続く.展望もほとんどなく,ただひたすら上を目指すといった感じである.やがて小さい広場状のところに到着し,ここで休憩.休憩中にたまたま出会った人も,ここまで登ってきたという同じ経験をした者同士であり,話も弾むというもの.

休憩後,再び出発.登山道のほぼ中間地点にある水場で大休止.ここで水を得て,さらに登っていくと,少しずつ展望が開けるようになる.ちょうど登山道の整備をしているところで,道に多くの階段がつくられていた.

どんなに大変な歩きであっても,上り続ければ,やがて終わりが近づく.ようやく主尾根がのぞめる高さまで上がってくると,湿原が広がってきて眺めが一気に開けてくる.湿原はコバイケイソウの姿がよく目立つ.今年はやはり豊作のようである.

尾根の大半が湿原で覆われた開放感あふれるところを進んでいくと,本日の泊まり場所となる小屋が見えてきた.このあたりまでくると急な上りも苦にならなくなってくる.

駒の小屋→会津駒ヶ岳(往復)

ようやく坂を登り切り,駒の小屋に到着.小屋の前には大きな池がある.その回りにはハクサンコザクラを始め多くの花が咲いていた.まずは小屋に荷物を置いて,と思ったのだが,小屋の人に,会津駒山頂往復を勧められた,中門岳もどうですか,と言われたが,これからだと少し慌ただしくもなるので,とりあえず会津駒までは往復することにする.小屋前のベンチにザックを置き,必要な荷物だけ小さい袋に入れて会津駒山頂を目指す.山頂までの道も湿原や池塘が広がる開放的な尾根である.雪も残っていた.山頂が近づくと樹林に覆われるようになり,樹林の中の上りをひたすら進んでいくと,大きな標識のある山頂に到着.笹が伸びていて,眺めはわずかに得られるのみで,むしろ御池〜燧ヶ岳方面へ伸びる尾根を眺めるには,途中からの方が良い.

途中湿原の,コバイケイソウの大群落は見事である.これでもまだ花をつけていない株も残っているので,すべてが咲いたらどうなることかと思う.

会津駒山頂から戻り,小屋で手続きをしてから,まだ時間があるので,周囲の湿原を散策.夕景も見てみることにする.しかし食事もとる必要がある.駒の小屋は食事はすべて自炊なので,明るいうちに食事をつくりながらかつ夕景も見ながら,というのんびりのような慌ただしいような時間が過ぎていった.途中ガスが激しく流れるようになり,夕日を眺めることはできなかったが,夜中に小屋の外に出てみると,きれいな星空が広がっていた.またこの日は流星群があるとのことで,多くの人が空を眺めていた.夜中も途中から雲が出てしまったが,大いに夜空も堪能できた.

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