駅からあるき by DJ Kei
2014.05.03 石鎚・平家平

石鎚・平家平

2014年5月03日(土) 晴

行程

場所
大永山トンネル南口10:10
土山越10:4010:45
獅子舞の鼻11:2511:40
ちち山分かれ12:4012:45
一ノ谷越13:1013:10
冠山13:4513:55
平家平14:3014:50
巡視路分岐15:2015:25
中七番16:55

石鎚山系の山歩き.今回は平家平へ向かう.大永山トンネル南口から出発.土山越からちち山分かれまではいくつかわかりにくい分岐があったのと,笹に覆われた踏み跡を進むので少々手こずる感じがした.ちち山分かれからは石鎚山系の尾根縦走.こちらは比較的歩きやすい道が続く.平家平付近は遮るもののない笹原が広がり大展望を満喫しながら歩くことができた.

山行記録

大永山トンネル→ちち山分かれ→冠山

大永山トンネルまでのバスは満席だったが,大永山トンネルで下車したのは私1名.今回は長丁場である.覚悟して出発.

まずは,土山越を目指す.林道入口のチェーンをまたぎ,1分もしないうちに右側に上る登山道へ入る.谷沿いに続くルートはちょうど土山越までの中間地点付近で左岸から右岸へ流れを渡る.そのあたりの雰囲気はなかなか良い.流れを渡ってからはジグザグの単調な道を辛抱強く上り続け,銅山越へつながる道と合流.左折するとすぐに林道に合流した.

林道をそのまま進み続けると大永山トンネルに戻ってしまう.林道を横切って登山道へ進む.ルートはおおむね尾根の左側(南東側)につけられている.この日は北からの風が強く吹き付けるが,ルート上は風が感じられない.

しばらくすると分岐に出る.分岐と言っても見た目にはっきりしない分岐だが,今まで通り尾根の左側を進む道と尾根に出る道に分かれる.尾根の左側を進む道は上部歩道であり,尾根をどんどん離れ,最終的になすび平に出てしまう.ここは尾根に出る道に進むのが正解である.尾根に沿ってあるいは尾根の右側を進むようになり,強い風を感じながらの歩きとなる.

舟窪の分岐から尾根に上がり,傾斜が急になる.獅子舞の鼻と呼ばれる小ピークを目指す.途中大岩の転がる雰囲気の変わった場所を通過する.

獅子舞の鼻付近から,アケボノツツジが咲くエリアに突入する.

同時に,尾根がやせ,笹の密度が少し濃くなる.樹間からは,平家平やちち山,西赤石方面への展望も開けるようになる.

これから進むルートを眺める.

まずはアケボノツツジの群生地を通過する.山を背景に何枚も写真を撮った.

冠山から平家平方面の尾根もよく見える.

やがて笹の密生するエリアに突入.踏跡ははっきりしているものの,笹に覆われてほぼ見えない状況.慎重に歩を進める.

笹原から,歩いてきたルートを眺める.このあたりで男女を追い抜く.「しんどいですね」とお互いに声をかける.

笹をこぎながら苦労して進み,ちち山の分かれに着く.石鎚山系と赤石山系の分岐点であり,このあたりの登山ルートの重要ポイントでもある.これから進む尾根を眺める.しばらく踏跡ははっきり見えている.

しばらくは快適な笹原歩きが続く.

一ノ谷越で,中七番からのルートに合流.このあたりから樹林の歩きとなり,尾根も傾斜がきつくなってきた.

ルートからはしばしば西側・南側の展望が開ける.北側は樹林に遮られてあまり展望は得られない.冠山手前で傾斜がきつくなってきたが,何とか登り切り山頂に到着.

冠山→平家平→中七番

山頂には大勢の(といっても5名ぐらい)が休憩中.まずは高知県の山並みを展望.

こちらは今歩いてきたルートであり,石鎚山系の主尾根である.

こちらは,寒風山,伊予富士方面の尾根である.

休憩後,平家平に向けて出発.これから歩く方向をのぞむ.大半は笹の道のようだ.はたしてどれぐらい笹こぎが必要だろうか.

あいかわらず尾根の左側(北側)は樹木に遮られて展望が得にくいが,右側(南側)はすこぶる展望がよい.

やがて北側の樹木も少なくなり,大展望を得ながらの歩きとなった.笹も思ったほど深くなく快適に歩ける.

平家平到着直前に,今まで歩いてきた尾根方向を眺める.平家平はその名の通り頂上は目立ったピークではなく平坦な形をしている.

平家平では団体さんが休憩中.福山から来られたとのこと.この後下山の時にもお会いした.

大展望が得られ心地よい.

さていよいよ下山.下山路の尾根上は整備がかなり行き届いている.

笹は幅広く刈られており,下り傾斜も緩やかで快適に歩ける.

巡視路分岐近くにて

尾根から離れ,送電線巡視路を進む.最初は傾斜も緩やかで快適な歩きが続く.

やがて傾斜は少しずつ急になり,歩きにくい道となってくる.

最後,尾根の突端のような場所に到着.そのまま尾根を進むルートと左側の谷に降りるルートの分岐があり,どちらにもテープ印がある.ここは谷に降りて行くと,やがて大きな谷に入り,何度か谷を渡る.その後再び小さな尾根に向かって上るようになる.

最後は明るい尾根沿いの道になり,ふたたび尾根を降りていくと,流れを渡りさらに進むとフォレスタハウスの遊歩道の一角に出た.あとはのんびりと遊歩道を歩いてフォレスタハウスに到着した.フォレスタハウスはすでに閉館していた.

石鎚・平家平(交通アクセス)

往路

場所種類
リーガホテル前8:44別子山地域バス
大永山トンネル南口10:00

ワゴンタイプの車両が到着.この時期だからマイクロバスタイプの「花ぐるま」車両が使われるかと思っていたが.途中満席で乗れない人が出るほどの盛況だった.

マイントピアを過ぎると,延々と山深くカーブの連続する道を走る.

復路

中七番17:30別子山地域バス
リーガホテル前18:40

帰りは「花ぐるま」車両.臨時便にこの車両が運用されるのは珍しい.乗客は終始私1人.

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