駅からあるき by DJ Kei
2014.05.31 尾瀬

尾瀬

2014年05月31日(土) 晴

行程

場所
沼山峠バス停6:20
沼山峠6:406:40
大江湿原7:107:30
尾瀬沼東岸7:558:20
浅湖湿原8:358:35
沼尻9:159:40
白砂湿原9:5510:05
白砂峠10:1510:15
イヨドマリ沢10:5511:00
見晴11:2011:35
竜宮12:1512:30
牛首13:1513:25
山ノ鼻14:1514:35
鳩待峠15:30

昨年とほぼ同じ時期に,同じ尾瀬沼から尾瀬ヶ原への日帰り縦断(あるいは逆コース)コースをたどる.ただ暦の上では5月であり,5月の尾瀬は初めてとなる.この時期特有の残雪の多さと水の多さで,普段と違う尾瀬の姿が感じられた.リュウキンカやミズバショウ,ザゼンソウ,タテヤマリンドウ,ショウジョウバカマ,ヒメイチゲなど,早春の尾瀬を代表する花々がたくさんみられてよかった.また天候にも恵まれた.しかしやはりこの時期,特に尾瀬ヶ原では多くの人が訪れ,所々で長い列ができていた.

山行記録

大江湿原周辺

沼山峠バス停からスタート.ルート上の大半は雪が残る.バス停から続く上りを歩ききると沼山峠.その後は下り坂だが上り坂以上に気を使いながらの歩きとなる.下りきると大江湿原が開けてくる.ミズバショウの群落が至る所に見られるが,ミズバショウ以外の花が全く見当たらない.小淵沢田代へのルートに入り,湿原の端まで行ってみる.湿原の端にはまだ雪がかぶっているので,少しその上を歩いてみる.樹林の中の雪解けの流れにはミズバショウがあり,間近で見てみる.この後,大江湿原を縦断し,昨年見事なミズバショウの群生が見られた釜堀湿原まで歩く.今年はまだ早いのか思ったほどではなかったが,尾瀬沼周辺から眺めたこの時期の燧ヶ岳の姿は格別である.

沼尻周辺

大江湿原から尾瀬沼北岸道へ入る.樹林歩きのところどころに湿原があるが,水があふれている.樹林には雪も多く残っており,湿原の端にも雪が残っている.尾瀬沼東岸から小一時間も歩くと尾瀬沼の北西端にある沼尻に到着する.今年は燧ヶ岳の残雪も多いようで,ここでナデッ窪の残雪を水面に映す逆さ燧が見られる.沼尻では休憩所でコーヒーとドーナツを買う.沼尻を出て,白砂湿原まではほぼ平坦な道のりだが,雪が多く残っている.白砂湿原で休憩.ここも湿原の端には雪がかなり多く残る.雪のかぶっているところを少し歩く.ここから白砂峠までも雪が多い.峠を越えてしばらくは雪が多く,滑りやすい道を慎重に歩いて行く.やがて雪がほとんど消えるようになる.日当たりの良い斜面にルートが開かれているためである.たまに雪があるものの,ダンゴヤ沢あたりまで来たらルート上の雪は全く無くなった.このあたりはリュウキンカの群生が見られた.流れを何回か渡り,大きな流れ(イヨドマリ沢)を渡って少し休憩.この後は,樹林の新緑を眺めながら下り坂を歩いて行き,尾瀬ヶ原に到着した.

尾瀬ヶ原周辺

見晴で昼食休憩.大変な賑わいだ.このあと竜宮あたりからはさらなる混雑を覚悟して歩き始める.このあたりからの至仏山や燧ヶ岳も美しいが,特にこの時期,雪を残した景鶴山は印象的な姿を見せてくれる.湿原や池塘との相性もよい.尾瀬ヶ原では花を眺めながらの歩きとなる.竜宮の休憩所は大混雑.荷物だけ置いて,まずは長沢へ向かうルートにあるミズバショウの大群落を見る.ついで,竜宮十字路周辺の池塘と景鶴山を組み合わせて眺めてみる.竜宮現象が見られる池塘にも立ち寄る.ここもミズバショウの群落がある.次に下の大堀のミズバショウ群落.ここも大混雑.写真を撮る人であふれている.そして,逆さ燧の見られるポイント.牛首の休憩所も人でいっぱい.その後は,池塘の多い上田代の湿原を眺めながら歩く,とはいっても前も後ろも人だらけなので,その流れをある程度考慮に入れて歩かないといけない.徐々に至仏山が迫ってきた.大きな池塘がある最後のベンチに立ち寄り,時間調整も兼ねて20分ほど休憩.ここも人が入れ替わりやってきたのでのんびりとはできなかった.山ノ鼻で腹の足しとのどの潤しを兼ねてソフトクリームをほおばり,鳩待峠までのラスト歩きに向けて準備する.鳩待峠までの歩きは,時間的ゆとりがあったのでゆっくり歩くことを心がけた.心配していた渋滞もなくスムーズに歩くことができた.

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