バスを中七番で降り，まずは三ッ森峠を目指す．県道を少し歩き，入口にチェーンがかけられた林道へ入る．この林道が三ッ森峠まで続いている．林道の途中に「ショートカット」があるので行ってみるが，ショートカットの中でいくつも枝道があり，道を間違えたためかえって時間がかかってしまった．林道をたんたんと歩き，三ッ森峠へ．ここから石鎚山系の主稜線を歩く．ここは愛媛・高知の県境にもなっている．峠から急な上りが断続的に続くが，1440Pを過ぎると，傾斜は緩やかとなる．ただ，稜線からの展望はほとんど閉ざされている上，同じような光景が続き歩いていてあまりおもしろいとはいえない．そんな道がしばらく続くが，送電線を横切る頃から展望が開けてくる．フォレスタハウスへの分岐を過ぎると，展望が次第に開けてきて，遠望が効くようになる．平家平山頂付近はタイミング的に紅葉のいい時期のようだ．冠山方面へしばらく進むと，紅葉がよくなってくる．いくつかの岩場があり，その一つで休憩．

↑林道に入りすぐ流れを渡る

↑林道途中でわずかに展望が得られる．

↑尾根に入ると，しばらくは急な上り

↑尾根上は変化に乏しいルートである

↑送電線を横切るころから展望が開けてくる

↑笹の広がるルートから特に高知側の展望がすばらしい

↑笹尾根を進む

↑今歩いてきたルートを眺める

↑平家平が近づいてきた

↑平家平の山頂部は平坦．しばらく先へ進んでみる

↑高知側の谷をのぞむ

平家平で十分紅葉と展望を堪能したいところだったが，途中からガスがかかってきてしまった．笹ヶ峰方面への展望は閉ざされたが，十分満足して引き返す．帰りは，フォレスタハウスへ直接下るルートを進む．このルートは下り勾配が急な上滑りやすく，なかなか歩くのに難儀する．基本的に尾根に沿って下っていき，ところどころで送電鉄塔の下を通過する．木の根がたくさん露出している地点から，左にルートをたどり尾根を離れる．谷を渡ると再び上り．別の尾根上を進むようになる．途中送電鉄塔の下で大休憩し，下り傾斜に入りどんどん下っていくと，流れに出て橋を渡る．橋をいくつか渡ると，フォレスタハウスの遊歩道に出る．遊歩道を進むと下部歩道（通行止）との分岐に出て，鹿除けネットを通過すると，フォレスタハウスに出た．結局バスの時間よりかなり早くついてしまったので，フォレスタハウスの周辺をしばらく散策した．

↑冠山へ続く稜線

↑平家平から続く稜線

↑笹原上に点在する稜線上の紅葉はすばらしい

↑稜線にガスがかかってきた

↑高知県側，藪谷ルート方面

↑途中までは往路のルートを戻る．

↑下りは急勾配．ルートは下り一辺倒ではなく，谷を渡るところが少し複雑