蒜山三山縦走

今回は，少し遠征をして，以前からやってみたかった蒜山三山の縦走である．なだらかな山容が続く縦走路からの雄大な眺めと，樹林の紅葉，そして広大な笹原と，この時期ならではの山歩きが楽しめた．途中日本海を眺めることができたが，山上から日本海を眺めるのは，そういえば初めてだ，ということに歩きながら気づいたりした．

中国勝山からのバスを終点まで乗り，休暇村前で下車．車道を30分ほど歩くと登山口である．最初は人工林の急な上りだが，それもすぐ終わり，上蒜山までは眺めの良い尾根が続く．時折，山麓の眺めを楽しんだり，紅葉を眺めたりしながらゆっくりと上がっていく．上蒜山は，三角点が縦走路からはずれたところにあるので，少し寄ってみる．三角点のあたりだけ少し開かれているが眺めはないので，小休止後すぐに折り返す．

上蒜山からは滑りやすい下りの道がしばらくあった後は，総じて緩やかな勾配の道をたんたんと進む．笹原を過ぎて上り勾配をこなすと，避難小屋を通過して中蒜山に着く．お昼時でもあり，多くの人が休憩していた．中蒜山からは眺めの良い尾根を進み，塩釜への道を分けたあとは，急な下り勾配である．この下り勾配はやや笹が深い．我慢して歩いて行くと，上り勾配に変わり，展望がよくなる．このあたりから三朝，倉吉方向の展望が開け，その向こうには日本海が眺められる．ここから少しの上りで下蒜山に着いた．

下蒜山からはしばらく急な下り勾配．しばらくすると広大な笹原となる．雲居平とよばれるところで，いくらでも休憩して広大な眺めを堪能したい場所だが，帰りのこともあるのであまり長居できずに少し休憩して出発．最後は樹林の歩きとなり，犬挟峠に到着．ここから車道をノンビリと1時間ほど歩いてバス停のある道目木に着いた．