駅からあるき by DJ Kei
2006.11.03-04 新潟方面鉄道旅行(その1)

新潟方面鉄道旅行(その1)

2006年11月03-04日

行程

11月02日
場所種類
名古屋20:00近鉄特急
難波22:10地下鉄
大阪(梅田)23:27急行「きたぐに」
11月03日
新潟8:309:12JR
会津若松11:5713:08JR
小出17:42

乗車記録

メインは「きたぐに」の乗車.その後はローカル線の乗継ぎ.その中でも只見線の列車本数が少ないので,これに合わせてプランニングを調整.乗継ぎはなかなか絶妙でよい仕上がりぐあいとなった.その1は,「きたぐに」乗車と,磐越西線,只見線の記録である.連休中だけあって列車はかなり混雑.立ち席が多く少々体に応える形となった.

乗車券について

乗車券今回購入した切符は,大阪市内発名古屋市内行(東海道・湖西・北陸・信越・磐越西・只見・上越・飯山・信越・篠ノ井・中央西線経由)の乗車券と,急行きたぐにのB寝台券(中段),区間外乗車となる新津-新潟の片道乗車券,そして帰りの長野-名古屋の特急「しなの」の指定席特急券である.しかし,最後に気が変わり,予定から大きく変化.

近鉄特急(アーバンライナー)

近鉄アーバンライナー大阪までは近鉄特急利用である.今回は3連休の直前の週末の夜ということで,満席の可能性が大きい.指定券を事前に(といっても当日の昼だが)に購入.発車直前に駅に入ってみると,予想通り満席だった.事前に購入しておいてよかった.さて,列車の中で簡単な食事を済ませた後は,ほとんどをデッキで過ごした.

急行きたぐに

少し時間があるので,コンビニを探しながら地下鉄線に沿って1駅ぐらい歩くことにする.コンビニはすぐ見つかったが,これは見送る.しかしその先は30分ほど歩いてやっと見つかった.とりあえず買い物をして,本町駅から御堂筋線に乗る.大阪駅のホームへ上がると,「きたぐに」がちょうど入線してきたところであった.

急行きたぐにさっそく「きたぐに」で指定された中段寝台に入る.中段は初めてだが,思ったより広いし問題ない.「銀河」などの客車二段式B寝台の方がはるかに狭く感じる.ただ中段は車窓が楽しめないのは残念だ.ずいぶん時間がたってから車内検札がやってきた.とりあえず「きたぐに」の急行・寝台券(大阪→新潟)と前記の「大阪→名古屋」の乗車券を見せる.本当は区間外乗車の切符もあわせて見せなければならないが,とりあえずはそれはしまっておいた.すると,車掌は特にとがめることもなく「ありがとうございました」と行ってしまった.さて,「きたぐに」は定刻通り進んでいき,長岡を通り過ぎると住宅が多くなり,新津からは住宅だけしか見えなくなった.終点新潟に到着直前,少々信号待ちがあり,定刻より3分ほど遅れて到着した.

磐越西線

磐越西線新潟ではいったん改札を出た.そのあと,磐越西線の列車を待つ.列車は3両編成だったが,この列車が大混雑.20名ほどのグループが乗り込んでいるうえに近距離の乗客も多い.さらに新津からは多くの乗客が乗ってきて混雑が激しくなった.おまけに東新津からは,子供たちも含めて50名ぐらいいると思われる団体が乗ってきて,詰め込み状態となった.どうやら近くの行楽地にいくらしい.ほとんどの乗客は津川で下車.席は空いたが,私は両側の車窓を眺めるべく,立ち席を決め込む.川(阿賀野川)が右側に行けば,右側の車窓を,反対側に行けば反対側に移動...という具合である.

それにしても外ではカメラの列があちこちにできている.どうやらこの後運転される臨時列車(DD53牽引ばんえつ物語号)を狙っているらしい.ちなみに今乗っている列車の前にも臨時列車が走っていて,そちらも国鉄色のディーゼル車両が走ったようだから,そちらも彼らのターゲットになったに違いない.私はそんな彼らを横目に,ローカル線の乗車を楽しんでいる.喜多方からは盆地を走るので車窓もやや退屈となり,定刻に終点会津若松に到着した.次の只見線の発車までは時間があるので,会津若松で途中下車をする.途中下車の時も,改札係は切符もろくろく見ず改札を通してくれた.見なくて大丈夫なんだろうか.

只見線

会津マウントexp会津若松には少し前に入る.ちょうど会津鉄道の看板列車会津マウントエクスプレスが入線していた.私の乗る只見線はこの列車が発車した後入線である.只見線車両は2両.キハ40+キハ48で,2世代ぐらい古くて懐かしい車両でもある.客室とドアがきちんと分けられている車両であり,合理化された近年の車両とは重みが違う.

只見線列車只見線にはこれまた観光客が大勢乗り込み,私は席に座るのをやめ,デッキで過ごした.地元の乗客は短距離乗車が多いのか,混雑した客室に入らずデッキにとどまるので,途中からはデッキも人で混雑しだした.なかなか大変である.長時間停車ごとに車両を降り,写真を撮ったり駅の様子を眺めたりした.

只見線の紅葉会津川口では,ダム湖のすぐ近くに駅があり,加えて長時間停車(列車交換)だったから,ホームには多くの人でにぎわい,めいめいが写真を撮ったりして過ごしている.このあたりの紅葉はほぼ見頃に近いと思われる.ここから只見のあたりがやはりすばらしい.

只見では,これまた長時間停車で,駅前の会津バス乗り場を確認したり,駅員の人にタブレットを見せてもらったりした.只見を過ぎると,トンネルが多くなった.加えて外もだんだんと暗くなってきた.私は車掌に,乗車記念に「只見→田子倉」の切符を作ってもらった.大白川が最後の長時間停車.大白川は周囲に何もないところに見えたが,運転上の拠点にはなっているのだろう.この後は,灯りのほとんど見えない車窓を眺めながら過ごしたが,やがてぽつぽつと灯りが見えてくると,終点小出であった.小出も,かなり規模の小さそうな街かと思ったが,街の中心は駅から少し離れたところにあるのだ.結局この日は,新潟から小出まで全く座席に座ることなく過ごしたが,さすがに長大ローカル線2路線を両方とも立ちっぱなしというのは少々体にこたえた.

小出の街

小出の中心街は,駅から魚沼川をへだてた反対側に位置する.そちらまで歩いてみたが,商店街らしきところは店は大半が閉店し,さびれた様子であった.コンビニまで行き,いろいろと買い込んだあと,駅前のホテルへ入った.

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