駅からあるき by DJ Kei
2007.06.22-06.24 津軽地方鉄道旅行(その1)

津軽地方鉄道旅行(その1)

2007年06月22-24日

行程

定刻8:15
6月22日
場所種類
名古屋19:54「のぞみ」
品川21:2822:00京浜急行バス「ノクターン」
五所川原7:40

プランニング

第一目的は,青森-大阪の日本海4号のA個室寝台乗車.これをまず確保した.次に行き先を決める.復路の列車が先に決まり,後で行き先をどこにしようか決めるというのも変な手順だと思うが,こればっかりは私のスタイルだからしょうがない.復路の出発点を青森にしてしまった以上,行き先は少なくても青森周辺をうろつくしかないわけであり,津軽鉄道とJR津軽線,そして青函トンネルと決定.本当は弘南鉄道に乗りたかったが,「日本海4号」を弘前から乗れば間に合いそうだが,せっかくだから始発の青森から乗りたい.ということで弘南鉄道はあきらめた.かわりにJR津軽線(三厩方面)から青函トンネルに入る手段として,津軽二股→津軽今別(両者は別駅だが隣接している)の乗換,そして津軽今別から木古内まで特急乗車(特別ルールにより合法的に特急券を買わずに特急列車に乗れる)という,鉄道ファンならではの要素を組み込むスケジューリングをした.現実には,この最後の青函トンネルへ入る計画は実行しなかった.代わりに青森港で八甲田丸(旧青函連絡船)の資料館を見物した.また大阪から名古屋への帰りには,4月に開業したばかりの奈良-名古屋間高速バスにも乗車してきた.

概要(その1 名古屋→五所川原)

その1は,現地までの夜行高速バスの記録である.

記録

五所川原行高速バス「ノクターン」

まず名古屋から品川まではのぞみ号で移動.300系が使用されていた.いまやのぞみの大半は700系なので,300系のぞみはある意味貴重な存在となりつつある.すこしくたびれた印象のシートに座り,品川到着を待つ.品川駅から高速バスのターミナルまでは少々距離があったが,一応間に合った.ただ新幹線を1本遅らせていたら,どうなっていたか...

ノクターン品川のバスターミナルの窓口で切符を見せ,その後バスに乗車.品川から弘前・五所川原へ向かう「ノクターン」は,私の記憶では,夜行高速バスの先駆け的存在であり,このバスの成功により全国各地にバス路線ができたのだと思っている.ノクターンは4台で運行される.品川発は3台で横浜発が1台.横浜発(弘前・五所川原行)が1号車,女性専用車(弘前行)が2号車,デラックスシート付き車両(弘前行)が3号車,私の乗った弘前・五所川原行が4号車である.定時に品川バスターミナルを出発し,新橋に立ち寄ってから弘前へ向かう.

さてこの「ノクターン」,開放休憩というのがいっさいない.運転手交代のための停車はあるが,乗客は外に出られないのである.途中休憩して手足や背筋を伸ばしてあげないと体が痛くてしょうがないが,飛行機の国際線に乗ったと思えばまだ楽な方である.国際線のエコノミーよりシートピッチも広いし.3列独立シートだから隣を気にすることも少ない.それに日が昇れば景色も見えるから退屈しない.
岩手あたりを走行中に夜が明けてきた.大変きれいな夜明けだ.まだ寝ている人が大半なので,カーテンを少しだけ開けて車窓を楽しむ.やがてはっきりと外の様子がわかるようになり,高速道路から一般道に出てきた.弘前の中心に近いところにある弘前BTには定刻よりかなり早く到着した.4号車では,乗客の3割ぐらいが下車.残りの人は五所川原までの乗車である,車窓からは岩木山がよく見える.今日は晴れそうである.そして,リンゴの木がたくさんある.さすが青森である.五所川原へは定刻より30分以上早く到着.

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