駅からあるき by DJ Kei
2008.05.06 瀬戸周辺乗り歩き

瀬戸周辺乗り歩き

2008年05月06日

行程

場所種類
藤ヶ丘9:26リニモ
八草9:439:58愛知環状鉄道
高蔵寺10:1310:40JR東海バス
押沢台5丁目10:53徒歩
高蔵寺12:15ゆとりーとライン
大曽根12:50

プランニング

高蔵寺から大曽根へのゆとりーとラインの本数が1時間に1本なので,これを軸にスケジューリング.

概要

かつての国鉄バス,現在のJRバスは,かつて本体鉄道線を補完するバス路線を展開していて,その総延長はどれぐらいあっただろうか.いろいろな地方の国鉄バス(JRバス)に乗車したことがある.現在は,各JRバス会社とも,高速バスを路線営業の中心に据えていて,一般路線バスは激減した.JR東海バスでは,瀬戸・春日井地域に数路線現存するのみである.今回は,その中の一つに乗車することをメイン目的とした.ただし,瀬戸・春日井近辺には,リニモ,ガイドウェイバス,そして少し前に廃止されてしまったが桃花台の新交通システムなど,ユニークな乗り物がちりばめられており,未乗となっていたリニモとガイドウェイバスに乗ることにした.

記録

藤が丘→八草

先頭からの眺め

藤が丘行とすれ違い

今回の乗車車両.「−6%号」

愛環鉄道八草駅ホームからリニモ車両を見上げる.

藤が丘から,名古屋市東部の丘陵地帯を縫うように走るのが,「リニモ」の愛称で知られる愛知高速交通の東部丘陵線である.私にとって今回が初乗車であった.「リニモ」についてはよく知らなかったので,藤が丘から延々高架線で,見晴らしのよい路線かと勝手に想像していたのだが,実際には,始発の藤が丘は地下駅であり,そこから1駅分はほとんど地下を走る.その後は,高架となり,眺めが良くなった.沿線は住宅開発が進められているが,緑がところどころに残り,いかにも新興住宅地という感じである.沿線は大学・高校も多く,郊外住宅地からの通勤客,学校への通学客あたりの利用を目論んでいたらしいのだが,実際の利用者は当初の見通しを下回っているそうだ.まあそんなところだろう.私の乗車した車両の利用者は,3両編成に,1両平均10〜15名ほど.途中乗車客も少しはいたが,大半は始発からの乗車であった.ほとんどの乗客が,万博記念公園で下車.わずかに残った乗客が,終点の八草に降りた.乗り心地としては,モノレールとほとんど同じといったところか.軌道もモノレールによく似ていると思う.たまに乗りに行く分には楽しい乗り物といえるかもしれない.ちなみに,私の乗車した車両は「−6%号」.

八草→高蔵寺

八草駅にて

八草から高蔵寺まで愛知環状鉄道で移動.列車は意外と混雑していなかった.車窓は,リニモに比べて少し山の中を走るという程度で,特に高蔵寺に近いところではトンネルが多い.終点高蔵寺で下車した人は,JR中央線・名古屋方面に乗り換える人がほとんどであった.

高蔵寺→押沢台5丁目

高蔵寺駅南口のJR東海バス乗り場

下車直後.押沢台5丁目にて

玉野バス停

途中見かけた特急「しなの9号」

高蔵寺駅近くを走るバス

高蔵寺到着後,まずは帰りに利用を予定しているガイドウェイバスの発車時刻を見る.高蔵寺発は,昼間は1時間間隔の運行で,毎時15分発であることがわかったので,これを頭に入れて,今回のメイン,JR東海バス乗り場へ.発車までは30分弱あったので,駅周辺をぶらついたり,駅北口の名鉄バス乗り場を見たりして過ごす.そして発車時刻となり,乗り場へ向かう.このバス,車両形式などは詳しくわからないが,名古屋市バスでみかけるノンステップバスの車内レイアウトにそっくりで,握り棒の色や降車ボタンの色まで似ている.違うのは,整理券発行機や運賃表示器の有無だけといってもいいぐらい.このバスは高蔵寺から玉野台方面への循環運行で,高蔵寺の大住宅団地群の中では一番南側のエリアを運行する.乗車時の乗客は3名.まだ午前中ということもあり,住宅から駅へ向かう客,つまり途中乗車の客の方が多い.私が下車したバス停でも2名が乗車してきた.沿線は戸建ての住宅地が密集したところだが,ところどころ高台からの見通しがあり,眺めがよい.すぐ東側には,東海自然歩道の走る愛岐丘陵があるので,緑深い地域でもある.バス下車後は,バス路線に沿って駅まで徒歩移動.その間にやってきたバスや途中の停留所などを写真に撮りながら歩く.また途中中央線に沿うところがあり,たまたまやってきた特急列車も撮ったりする.あとは,頭に入れておいた帰りのバスの発車時刻をにらみながら,駅にはほどよい時刻に到着した.

高蔵寺→大曽根

高蔵寺駅南口.ガイドウェイバス乗り場

高蔵寺駅乗り場にて

軌道区間で.前方の眺め

瀬戸みずの坂行とのすれ違い

大曽根にて

帰りの交通機関は,高蔵寺から大曽根へ向かうガイドウェイバス(愛称ゆとりーとライン)である.ガイドウェイバスは,大曽根から途中の小幡緑地までは専用軌道を走り,そこから先は一般の道路を通常のバスと同じように走る路線である.専用軌道では,ハンドル操作は不要で,アクセルとブレーキ操作のみを行う.また鉄道と同じようにカーブなどでは一定の速度制限も設定されている.今回乗車した高蔵寺からのバス便の場合,一般道路の区間では,山の中に切り開かれた直線的な幅広の道路を延々と進むので,あまりマニア受けする路線とは言えない.軌道区間は,やはり高架ならではの眺めの良さが一種の売りであり,夜景などはきれいであろうと思う.あとは,一番前の座席に座って,かぶりつきで楽しむのが一番心地よいだろう(今回の私がそうだった).一般道路走行区間から立ち席が出るぐらいの乗客を乗せて,軌道区間では結構な混雑状態となり,終点の大曽根に到着した.

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