駅からあるき by DJ Kei
2008.07.05-06 名古屋-飯田路線バス&ごんべえ号(1日目)

名古屋-飯田路線バス&ごんべえ号(1日目)

2008年7月05-06日

行程

場所種類
名古屋駅6:40名古屋市バス・名駅16系統
6:527:05名古屋市バス・栄18系統
妙見町7:347:49名古屋市バス・八事11系統
平針小学校前8:08(徒歩)
赤池8:41名鉄バス
豊田市9:179:40名鉄バス
香嵐渓10:2210:26とよたおいでんバス
どんぐりの湯11:1312:18稲武バス
根羽12:4615:50西部コミュニティバス
学校前16:37(徒歩)
曽山入口17:20信南交通
飯田18:0018:24JR
伊那市19:58

プランニング

稲武バスと西部コミュニティバスの本数が少なく,その日の乗継ぎができるのが昼間の1便のみなので,それを利用することが確定した.あとはそれに合わせる形で,乗継ぎに都合のよいバス便を選んでいくことになる.今回のルート決めにあたっては,まず始点を名古屋駅,終点を飯田駅とした,特に名古屋市内で始点をどこにするかについては,いろんな選択肢が考えられるのだが,名古屋駅に決めたのは,高速バスとの比較対象(中央道高速バスは名古屋駅から飯田駅まで運行)という意味で明確な意味づけを持たせたかったためである.次は,国道153号線にできるだけ沿って進むルートを選定した.国道153号線は古くは飯田街道と呼ばれる旧街道ルートをベースに造られたと考えられ,今でも153号線を忠実にたどっていけば,名古屋から飯田まで行くことができる.名古屋市内あたりでは特に153号線に忠実に沿うバスがないので多少ルートはずれているが,大きくずれないルート取りをすることにした.3つめは,本数の少ないバス同士の乗り継ぎであることと,乗換時にトイレを済ます必要もあるので,かなり乗継ぎ時間には気をつかった.4つめは,バスにはなるべく始点から乗り終点で下りるようにしたが,これはバス乗り継ぎ・接続の関係上やむを得ないところはかならずしもこの原則にはこだわっていない.

概要(その1 名古屋〜飯田編)

この日は,名古屋-飯田間を路線バスのみの乗継ぎで結ぶことになる.所要時間11時間,実乗車時間5時間ほどのバス旅である.合計9本の路線バスを乗り継いで行く.名古屋-飯田間は高速バスなら2時間で結ばれており,実際名古屋-飯田間の移動は高速バスが大きなシェアを占めている.飯田線経由でJRを使う人(新幹線+特急で所要時間約3時間)もいるが,少ない.そして路線バスを使う人は...たぶんよほどの物好きに違いない.というよりも,名古屋-飯田を路線バスで行けるということを知っている人すらほとんどいないだろう.今回このような物好きな路線バス乗り継ぎ旅を実行した.

記録

今回の出発点となる名古屋駅には朝6時30分頃到着した.さすがに土曜日の早朝だけあって人影はまばらであった.最初のバスは名古屋市バス名駅16系統,東新町行.乗客は終始私1名であった.定刻に出発.傾斜のついた半円状のスロープをゆっくりと進み,2階から1階へと下っていく.バスターミナルを出て,一路広小路通りへ.出発してから笹島町の交差点を左へ曲がって広小路通へ出るのに7分を費やした.名駅から栄までの所要時間は,定刻だと12分で,笹島から栄まで5分で走れるわけないやん.と思っていましたが,その後は快調に進み,ほとんど遅れることなく栄に到着できたのには少々驚いた.すいていれば名駅から栄までこんなに速く進むのか.昼間だとこの区間は20分以上かかるのが常なのである.途中一人の乗降客もなかったことと,名古屋でも有数の渋滞道路である広小路通も土曜日の早朝はすいていてスムーズであったためだろうか.広小路通と久屋大通のクロスする交差点,つまり栄のど真ん中にバス停があり,すぐ南側に噴水前広場の栄バスターミナルが見えた.今度のバスはこの噴水前広場から出発.

名駅16系統のバス乗り場(名古屋駅バスターミナル・グリーンホーム4番のりば)

ターミナル内で待機し,発車を待つバス

人影は少ない

名駅16系統,東新町行.このバスで栄まで乗車した.

栄の噴水前広場にある栄バスターミナル.栄には,もう一つ「オアシス21ターミナル」があり,どちらかといえばそちらがメインである.オアシスの方は,市バスの他名鉄バス,都市間高速バス,一部長距離高速バスも発着するが,噴水前の方は市バスの一部のみが発着する.ちょうど,中部空港と県営名古屋空港のような関係になっている.あるいは千歳空港と丘球空港のような関係というべきか. 今度乗る妙見町行は,名古屋と飯田を結んでいた「飯田街道」(現在の国道153号線あるいはそれに沿ったルート,長野県側は三州街道と呼ばれている)と呼ばれる旧街道筋を通ることから,今回のバス旅にふさわしいルートである.

栄バスターミナル(噴水前広場)

栄18系統・妙見町行.

噴水前広場のバス停には客3名ほどがバスを待っていた.バスは定刻に発車し,最初は目的地と反対方向に向かい,すぐにUの字に曲がって大津通を南下する.その後,若宮大通りを経て,鶴舞公園の北端を通る.竜ヶ池あたりから歩道のない狭い道を行くようになり,下町の雰囲気が出てくる.そして,塩付バス停を過ぎた辺りからは,まさに旧街道筋を進むようになり,川名本町,弁天前といったいかにも歴史のありそうなバス停の名前が続く.これを抜けると,バスは左へ曲がり再び大通り沿いに進む.その後,地下鉄駅との接続点であるいりなかで左折し,八事日赤病院を通過して終点妙見町には定刻より数分遅れて到着した.次のバスの乗継には影響はなさそうである.道路を隔てた反対側のバス停に移り,次のバスを待つことにした. なお,この系統は,沿線に大病院をたくさんかかえており,特に午前中は高齢者で混雑する傾向があるのだが,土曜日のこの時間ではさすがに病院通いや見舞いの人はいない.

妙見町バス停

八事11系統,平針住宅行

名古屋ローカルの中京テレビ(日本テレビ系列)の社屋が目の前に見える妙見町バス停から,平針住宅行に乗って平針小学校前に向かう.平針小学校前は,次のバスの始発である赤池駅に比較的近い.妙見町からの乗客はもちろん私一人.発車してすぐ左折し,山手通りを南へ向かう.この通りの名前からわかるように,名古屋では山の手の雰囲気の漂う地域であり,おしゃれな店が多いことからこの山手通りとその北側の四谷通りは「名古屋の原宿」と呼ばれているらしい.ただ最近はこの四谷・山手通りに地下鉄が開業(環状運転を行っている名城線)してからは,通りの方の賑わいも少々失われている.山手通4丁目からは,近くにある某自動車学校の職員らしき人が数名乗ってきた.このバスの終点の平針住宅は,地元の人なら「ヒラバリ」の呼称で知られている運転免許試験場があるのだ.そこへお仕事で行くようだ.バスの方は快調に進み,島田橋によって天白川を渡り島田の交差点へ.このあたりは普段は渋滞が激しいのだが,早朝なのですいすい進む.結局予定より数分の遅れで平針小学校に到着.ここから赤池までは歩いて向かった.

平針小学校前バス停

平針小学校から赤池までは直線距離で1.2キロほど.実距離なら1.5キロぐらいか.かなり早足で歩いたし,裏道っぽいところも通った(私はこのあたりの地理事情には詳しい)せいか,そこを13分で歩き通したので,赤池からの次のバスには余裕で間に合い,もう一本前のバスに乗れそうなぐらいだった.

赤池駅前のロータリーは,車が次々と出入りし,バスの通行をじゃましている.バスはロータリー内の空いたスペースで出発を待っている.時折客を乗せた名鉄バスや日進市バスが入ってくる.土曜日でも人間の活動時間帯に入り,慌ただしくなってきたようだ.この赤池から豊田市行のバスに乗る.バス停には10名ほどの客が待っている.8時を過ぎ,バスの乗客も増えてきたようだ.ここから豊田市へ向かうバスは2系統あり,新屋経由と衣ヶ原経由があるが,今回乗るのは後者の方である.どちらかといえば,新屋経由の方が乗っていて楽しい路線だが,接続の都合上今回は衣ヶ原経由に乗る.それともう一つは,国道153号線に沿って進むのはこの衣ヶ原経由の方である.トヨタの大工場の近くを通るので平日なら渋滞に巻き込まれていたかもしれないが,今日はたぶん大丈夫だろう.国道では,郊外にありがちなファミレス,コンビニ,カー用品店,大型ショッピングセンタ,そして家電ディスカウントストアなどおなじみの店が並び,それぞれが大駐車場を所有している.土地が安いからこそできる店舗展開なのだろう.途中「飯田118k」の道路標識も見えて,まだまだ先は長いと感じさせる.バスは渋滞はほとんどなく,快調に進んで,定刻より5分ほどの遅れで終点の豊田市に到着した.このバスは,豊田市の西口バス停に到着であるが,次の足助行バスは東口から発車するので,駅をまたいで反対側のバス乗り場へ向かった.

赤池発衣ヶ原経由豊田市行,名鉄バス(赤池にて)

東口バス乗り場は,多くのバスが発着するが,多くはオレンジ色基調で小型バス車両の「とよたおいでんバス」である.今回乗る足助行バスは,名鉄バスが運行しているが,本数は多くなく,運行間隔は1〜2時間に1本である.

豊田市バス停(東口)(とよたおいでんバスのりばと併設)

足助行・名鉄バス(豊田市にて)

豊田市から足助までのバスは,最初は市の中心地から郊外への典型的な光景が広がるが,鞍ヶ池公園付近では住宅がほとんどみられない山間部を進んだりして,みていて飽きない光景が続いたりする.時折,後方の車を追い抜かせるために,停車したりする.しかし余裕時間がとってあるのだろうか,バスはほとんど遅れていないようである.予定では,このバスを足助大橋で下りて,すぐ南側にある足助病院まで歩き,そこから稲武方面行のバスに乗り継ぐことになっている.足助病院は稲武方面行のバスの始点であり,できれば始点からバスに乗りたかったからである.ただし,足助大橋の到着は定刻で10:21,足助病院の発車は定刻で10:25.歩いたり,バス停を探したりする時間も含めると,今乗っているバスは定刻,最大でも1分以内の遅れでないと乗換は苦しい.ただし,足助大橋の次の香嵐渓バス停,あるいはこのバスの終点の足助バス停でも直接乗換が可能で,直接乗換の場合は徒歩時間やバス停を探す時間は不要だから,3分以内の遅れなら直接乗換を選択できる.またそれ以上遅れた場合でも,たぶん足助バス停で接続をとると思われる.
そんなわけで時計を眺めながら運行状況を探っていたのだが,足助大橋直前の信号で1分ほど停車したのが響き,結局足助大橋での乗り換えは困難と判断し,香嵐渓で直接乗換をすることにした.

鞍ヶ池公園付近の車窓

香嵐渓バス停

稲武経由どんぐりの湯行バス(香嵐渓にて)

香嵐渓バス停前には,旧足助町(現豊田市)の町役場(現在は豊田市の足助支所)があり,町の中心に近い.香嵐渓バス停は,名鉄バスのバス停ポールととよたおいでんバスのバス停ポールが並んで置かれていた.その前で,次のとよたおいでんバス・どんぐりの湯前行を待つ.バスは2分ほど待っているとやってきた.やってきたバスの乗客はゼロ.その後も乗客は乗ってこず,終点のどんぐりの湯前まで貸し切り状態であった.バスは終点付近を除き,国道153号線を延々と走る.山間の小さい集落を順に結ぶようにして進んで行く.バスから,「飯田85k」の看板がちらりと見える.やがて,東海自然歩道が近くを通る伊勢神トンネルに入る.このあたりが最も山深いが,全体的に山間を淡々と走り,集落は少し離れた谷にかたまっている.国道は集落から離れた上の方を走ったりするので,時折よい眺めが展開されたりする.やがて,稲武中心街に入るために国道153号線を離れる.宿場町らしい雰囲気のする通りを抜け,わずかに国道257号線を走ると,稲武バス停.ここには稲武バスの車庫がある.国道153号線と257号線の交差点を右折すると,わずかな走りでどんぐりの湯に到着.

どんぐりの湯バス停

次のバスまでは1時間ほどあるので,稲武の町を少し歩いてみることにする.まずは,稲武旧市街.飯田街道の昔の宿場町らしく,歴史ある建物もわずかに残っていたりする.資料館のようなところもあった.時間があればよってみたいところである.この旧市街を通るバスの姿もなかなかよいものである.

稲武の街並み

稲武の街並み

稲武の街を走る「とよたおいでんバス」

次に,先ほどバスからちらっと眺めた稲武バス停.ここが運転上の拠点になっているようで,小規模ながらバスの待合室もある.バス停のすぐ脇に稲武バスの車庫があり,白ナンバーのバスが数台待機している.押山行と根羽行,それにスクールバスが1台ずつ止まっていた.

稲武バス停

稲武バス停近くの車庫で待機する「稲武バス」(押山行)

最後に,どんぐりの湯に併設している道の駅に立ち寄る.こちらは賑わいを見せていて,大勢の人がうろうろしている.どんぐりの湯バス停付近が閑散としているのとは対照的であった.

押山行バスがやってきた.

どんぐりの湯で根羽行のバスを待つ.稲武バスの時刻表では,根羽行が12:18,押山行が12:19となっている.まずやってきたのはオレンジ色のとよたおいでんバスで,私が香嵐渓から乗ってきたバスの1時間後のバスである.ついで,稲武バスの車体が見えてきた.早速乗り込もうとしたのだが,乗り込む直前にこのバスが押山行であることに気づいた.危うくとんでもない方向に連れて行かれる,いや連れて行かれるどころか,今日中に飯田に行けなくなるところだった.時刻表から,当然根羽行が先に来るものと先入観があったため,何の疑いもなくやってきたバスに乗ろうとしたのだった.
根羽行はその直後にやってきた.早速乗車.稲武の旧市街で小学生っぽい客を1名拾うが,それ以外に乗客はなくバスは走り続ける.稲武を出発すると,早速山深くへ進んで行く.

飯田まで51kの表示.だいぶ近づいてきた.

矢作川の支流を進む.もうすぐ本流に合流.

山を一つ超えると,川の流れが反対になる.矢作川支流である.これが矢作川本流に合流したところで,国道をいったん離れ集落のかたまった谷間の旧道へバスは進んで行く.先ほどの小学生はここで下りていった.まだここは豊田市(旧稲武町)である.ここからわずかで長野県へ入る.地形的にはあまり県境という感じのしないところである.長野県根羽村へ入ると,釣り人がちらほら見られる矢作川の流れを右に見ながら進む.やがて小規模な集落が見えてきたかと思うと,終点の根羽であった.根羽のバス停前がちょうど村役場となっている.

根羽バス停に到着.

稲武行となって引き返す.

この根羽では,バス乗り継ぎの待ち時間が3時間ほどある.その間に根羽の散策をするわけだが,役場と小さな集落,数件の商店以外,人工物は何もなくとてものどかなところである.時折ライダーの放つ轟音が村中に響くが,それ以外は川の流れ以外聞こえないような静かなところである.まずは売木峠方面への県道沿いを歩く.流れに沿っていて,釣り人がちらほら見られる.このまま進むと,完全に人家のないところへ突入しそうなので,適当な場所で引き返し,しばらく流れのほとりで休憩.気温が上がってきて歩き続けるとバテてしまう.

県道沿いを歩く

流れは速い.

休憩後,村の中心へ戻る.あらためて村役場の一角にある待合所に入る.村の案内パンフレットがあり,一応観光案内のようなものもあるが,どこも車でないと行けないようなところばかりである.その中で,比較的近い月瀬の大杉というところまで行くことにする.県下一の巨木だそうな.信仰の対象になるようなものである.

狭い谷間の中にわずかな集落があるのみ

村の中心部

大杉は,月瀬というところにある.その月瀬へ行くには,歩いて30分ほど稲武方面へ引き返す形になる.稲武から乗ってきたバス路線に沿って進む.月瀬のバス停が見えてきたころに,国道から離れ,橋を渡り大杉へ向かう.杉の木は思っていた以上に大きく,さすがは県下一の巨木である.もちろん地元によって大事にされている様子がうかがえる.

稲武バス・月瀬バス停

再び村役場へ戻り,役場前にある公衆トイレを使い,待合所で休憩.ほどよい時間になってきた.

根羽のバス停であるが,あらためてみるとおもしろい.バス停の目の前に,西部コミュニティバスと書かれた大きなバスが1台待機している車庫があるのに気づいた.これがやってくるのだろうか.

根羽のバス停.裏側にまわってみると...

「役場」の表示が.表と裏で表示が違うバス停...

車庫に待機していた「西部コミュニティバス」

定刻から数分遅れてやってきたバスは,車庫に待機していたバスとは異なるマイクロバスタイプのものであった.運賃を払いバスに乗り込む.客は他に地元の人1名.バスは3つの村を結ぶもので,1日3往復(土日祝日)である.平日は通学利用もあるようだが,この日はさすがに閑散としていた.治部坂高原あたりで本日の最高点(約標高1100m)をむかえ,その後は快調にくだっていく.

車窓の眺め.

浪合あたりでは,いったん国道から離れて集落をぬうように狭い道を進むが,それ以外はおおむね国道に沿って進む.最後には乗客が3名ほどに増え,阿智村へ突入.流れと谷間にそって進んで行く.少しずつ家の数が増えてきて,国道256号線と合流すると急に車の通行量が増えてくる.阿智村でも,国道から離れた旧市街を通り,再び国道に復帰して間もなく学校前に到着した.乗客はすべてここで下車した.
ちなみに,この「西部コミュニティバス」には,「学校前」というバス停が2箇所に存在する.1つは根羽村に存在し,もう一つは阿智村に存在する.1つのバス路線で,全く同じ名前を有する2つのバス停(もちろん互いに全く別の場所に位置する)を通過するという珍しい例である.

学校前に到着した「西部コミュニティバス」

学校前バス停

本日の宿泊地は伊那であるから,この学校前から中央高速の阿智PA内にある駒場バス停まで歩いて,箕輪行高速バスに乗っても伊那市へ行くことが出来る.しかしせっかくだから,やはり路線バスで飯田まで乗り通すことが自分の使命(どうでもよい使命かもしれないが)だと思うので,飯田行の信南バスへ乗ることにする.ただ,学校前では,飯田行のバスまで1時間ほどあるので,バスの始点の曽山入口まで歩くことにする.先ほどバスが通った阿智の集落内を歩いていく.

阿智村を流れる阿知川(天竜川水系).

ゆっくり歩いても曽山入口のバス停には発車時刻の20分ほど前に到着.ここでしばらく飯田駅前行のバスを待っていると,ちょうど飯田駅からのバスがやってきた.このバスが折り返し運転するのだろう.このバスは車庫へいったん引き挙げていった.

曽山入口バス停

信南交通・飯田駅行バス

曽山入口からの乗客は私ともう1名のみ.このバスが本日最後のバスになるかと思うと,少し淋しいような.しかし,学校前バス停から30名ぐらいの高校生が乗り込んできて,バスは一気に賑やかになった.次の阿智高校でも,20名ぐらい乗り込んできただろうか.今まで客が多くても10名ぐらい,多くは2-3名のバスばかりを乗り継いできただけに,最後のバスの賑やかさは一段と際だっていたように感じた.これら大勢の高校生を乗せてバスは飯田の町の中心へと向かっていく.途中バス停で少しずつ高校生達は下りていき,飯田駅まで乗ったのは15名ぐらいであった.ともあれ,長かった路線バス乗り継ぎ旅は終わりを告げたのであった.

飯田駅バス停

ともあれ,稲武ではあわや乗り間違いの危機に直面したが,それを除けば,概ねバスが順調に運行してくれたおかげで,ほぼ予定通りのバス旅を楽しむことが出来た.晴れやかな気分で飯田駅前に降り立つことが出来た.

さて,飯田からは,本日の宿泊地である伊那へ向かうのだが,これも高速バスかJRか悩ましいところ.順当に行けばJRなのだが,飯田駅から中央高速上飯田バス停まで歩き,そこから箕輪行高速バスに乗るという手もある.慎重に考え,結局飯田線を使うことにした.
飯田から伊那市までは,1時間30分ほどかかる.しかし距離はたかだか50kほどで,運賃は950円である.ちょっと時間がかかりすぎのような気もするが,それが飯田線らしいという言い方もできる.途中車窓からは夕焼けも見られ,なかなかいい具合の空色をじっくりと眺めながら,終点伊那市駅に到着する頃にはすっかり周囲は暗くなっていた.

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