名古屋市バス・山越え&狭隘路線
2008年12月23日
行程
場所 | 着 | 発 | 種類 |
---|---|---|---|
地下鉄植田 | 12:00 | 名古屋市バス | |
高針原 | 12:09 | 徒歩 | |
杁中 | 14:13 | 名古屋市バス | |
高針原 | 14:25 | 徒歩 | |
植田寮 | 14:45 | 名古屋市バス | |
地下鉄植田 | 14:58 |
プランニング
プランニングの軸となるのは山越え路線の星丘13系統.運転本数は1時間に1本程度なので,これに合わせてほかの路線のバス便を選択するように心がけた.
概要
バスの好きな人の中には,勾配がきつかったりカーブが連続したり,狭い道を走る山岳路線が大好きな人間がいる.名古屋市を走るバス路線では,もちろん極端な山岳路線は存在しないが,それに近い条件と思われる路線はいくつか存在する.その中で今回は,山越え路線である星丘13系統と,狭隘路線である天白巡回系統に乗ることにした.
記録
地下鉄植田のバスターミナル
まずは,狭隘路線を走る天白巡回系統に乗るため,起点となる地下鉄植田のバスターミナルへ向かったが,あいにく次のバスまでには時間があるので,幹星丘2系統にて,現地に比較的近い高針原まで乗車する.バスは星ヶ丘へ向かう幹線道路を一直線に走り,10分弱で高針原に到着した.ここから西へ少し歩いて,狭隘区間となる植田寮バス停近くの現地まで徒歩移動する.
植田寮のバス停に到着.この近くに,狭隘区間があり,そこを走るバスを撮影するため待機する.なお,このあたりでは,巡回バスの双方向(右回りと左回り)のバスが近い時刻にやってくるので撮影にはありがたい.
ちなみに,バスはこの鋭角交差点を曲がるので,天白巡回系統の乗車には,その楽しみもある.カーブをグイーンと曲がる時の,得も言われぬ感触ときたら!
バスがやってきた(天白巡回系統,左回りじゅんかん).この写真からわかるように,名古屋市内では十分狭隘区間だが,一般的にはごく普通の車幅であり,実際にはそれほどスリルを味わえるわけではない.
鋭角交差点を曲がる様子.動画に収めたうちの1コマ.ここでは静止画しか見せられないが,動画で見ると,やっぱ迫力ある.
天白巡回系統,右回りじゅんかん.左回りとは5分ほどのタイム差がある.この区間でバス同士がすれ違いとなったらどうするのだろう.互いに無線連絡なんてやっているとは思えない.
ついで,山越え路線の現場を見るため,徒歩移動.山越えは,植田山と東山公園テニスセンターの両バス停間であり,この区間だけは人家もなく,バス停もない.
星丘13系統,星ヶ丘行がやってきた.ピークを下りて坂を下ってくる.
星丘13系統,杁中行.こちらは坂を上がっていく.
さて,ほぼ目的の撮影を終えたので,ここから星丘13系統に乗るために,起点となる杁中バス停まで歩くことにする.バスの発車時刻を考えると,かなりきつい移動だが,間に合わないことはない.それにしても,このあたりは山なので,坂が多くあまり走ることもできない.小走りと早歩きを交互にして,杁中にはなんとか間に合った.
星丘13系統,星ヶ丘行のバス.先ほど山越え区間で撮影したバスの折り返しである.
早速バスに乗車.運良く運転手左の先頭座席に座れた.ここから坂越えの様子を観察する.坂を越えると,一直線に下っていくのだが,そのとき麓の町並みが前方に見えてきて,やはりここは山越え区間なのだ,と実感できる瞬間である.このバスには,高針原まで乗車した.
高針原から,再び狭隘区間まで徒歩移動し,最後に,狭隘区間に実際に乗車して今回の行程を終了することにする.バスは定刻より10分ぐらい遅れて到着.植田寮のバス停からすぐに狭隘区間に突入する.狭隘区間は短いので,あっという間の通過であった.大型車とのすれ違いは困難であるようだが,一度バッティングしたときの様子を見てみたい気もする.