駅からあるき by DJ Kei
2009.11.14 東京往復乗り旅

東京往復乗り旅

2009年11月14日

行程

場所種類
11月14日
新居浜8:26特急「いしづち8号」
川之江8:489:43せとうちバス
阿波池田10:4511:25特急「剣山4号」
徳島12:3612:55徳島市バス
南海フェリー(徳島港)13:1013:30南海フェリー
和歌山港15:4015:53特急「サザン38号」
難波16:5817:20近鉄名阪特急
名古屋19:3219:40「のぞみ256号」
東京21:2322:00特急「サンライズ瀬戸」
11月15日
高松7:278:45特急「いしづち7号」
新居浜10:10

プランニング・概要

寝台列車乗りたい症候群に襲われ,今回は急遽,「サンライズ」に乗車することに.復路はこれにてほぼ決定し,あとは往路のプランニングが残った.往路は,ただ東京へ行くだけではおもしろくないので,いろいろなルート取りをさぐる.当初考えたのは,できるだけ私鉄を使いながら東海道線沿いを行くというものや,岡山までは普通にいって,そこからは乗り継ぎ旅を開始するといったものなど.でも最終的には,川之江-阿波池田間のバス路線乗車をメインにすえ,あとは適当に乗り物を乗り継いでいくというスタイルとした.

概要

出発の2日前に下り列車の切符を購入.さて,東京まではどうやって行こうかと迷ったあげく,川之江から阿波池田のJRバス代替路線の乗車と,今や貴重な鉄道連絡船の機能を有している南海フェリーの船旅を楽しむことにした.こんなルートで東京へ行く人もまれだろうが,なかなか楽しい乗り物旅となった.

行程

新居浜→東京

まずは,川之江までJRを利用して,阿波池田行のバスを待つことにする.今回は「いしづち8号」を利用して川之江で1時間弱待つプランをたてた.ダイヤ上は次の「いしづち10号」でもきわどく乗り継ぎ可能なのだが,列車の遅れが心配だったのと,川之江駅近辺の様子をみておきたかったということもある.何せ,川之江から阿波池田のバスは,平日(月〜土)は1日2本,休日は1日1本しかないのである.乗り遅れたら大変だ.

川之江駅のバス乗り場.JR四国バスのりばの文字が.阿波池田行のバスは,昔JRバスだった.せとうちバスがその後を引きついでいる.愛媛県と徳島県の県境をまたぐ貴重な路線だ.

バスが入ってきた.

バスは私とあと1名の乗客で発車.もう一人も阿波池田までの乗車である.ただしバスマニアではなくて普通のおばちゃん(に見えた)である.市街地を抜けると山間に入っていくが,谷は意外と広く山奥という感じはしない.沿線は集落も結構多い.途中お遍路の格好をした人が乗ってきて雲辺寺口で下車していった.それにしてもこのバス,驚いたのは利用者がとても多かったことだ.時間帯にもよるのだろうが,特に徳島県側の利用者が目立った.阿波池田到着時には10名ぐらいの客が乗車していた.一日2往復のバス路線で客が10名というのはかなりの健闘ではないだろうか.

バスは,吉野川とJR土讃線を越える.

終点阿波池田に到着.バス停は駅前にある.

川之江行となって折り返す.

阿波池田からは,特急「剣山」で徳島へ向かう.この日は,大歩危峡に沿って走るトロッコ列車が運行していたようで,団体客などの利用がみられたようだ.特急「剣山」は,土讃線の特急「南風」からの乗換客を待って発車.とはいっても乗換客は数名のみ.

列車はすいていた.沿線は吉野川の風景と,その向こうに低い山並みを見ながら進むというもので,これほど一つの川に沿って進む路線も珍しい.列車は順調に乗客を拾いながら進んで,終点の徳島には定刻に到着した.

徳島から,市営バスに乗って南海フェリーの乗り場へ向かう.

徳島と和歌山を結ぶ南海フェリーの乗り場.

今回乗船するフェリーは「つるぎ」という名称がついている.この和歌山-徳島間フェリーは,明石海峡大橋の開通で利用者が減少し,このフェリーも昔に比べて減便,並行して運行されていた高速船は廃止となった.しかし南海電車と連絡して徳島から大阪へつながるルートを構成し,いまでは貴重となった「鉄道連絡船」の機能も有する航路となっている.

船内の様子.カーペット敷の客室で,ほとんどの人が横になって寝ていた.私も途中では1時間ほど寝て過ごす.

徳島港を出発.

鳴門大橋を遠くに見る

淡路島の南方を通過する

和歌山港に接近

和歌山港からは,南海特急「サザン」に乗車.座席指定を受けての乗客は数少なかった.

沿線風景であるが,和歌山からしばらくは左側に海を見る.関西空港が見えてくると,徐々に海は見えなくなり,市街地へ入っていくようになる.乗客は少ないままだったが,列車の運行自体は順調で,難波には定刻に到着.

近鉄の駅まで歩いて,名古屋行のアーバンライナーに乗り換える.名阪のノンストップ特急である.途中で,ノンストップ特急と知らずに乗り間違えた客を下車させるため,八木で臨時停車した.そのせいかしらないが,終点名古屋には3分ほどの遅れで到着.

あとは新幹線で東京へ向かうのみ.急いで自由席の切符を購入し,乗換改札から走って何とか「のぞみ」に間に合う.この列車はかなり混雑していたが,何とか席を確保して東京まで乗車した.このとき気づいたのだが,久しぶりに700系に乗った.四国へ引っ越してからは,N700系に乗ることが多くなったためである.東京では在来線の改札を出ることなく,9番ホームの「サンライズ」発車ホームへ向かった.

東京→新居浜

在来線の人身事故のため,普通列車のダイヤが乱れていた.ただ,「サンライズ」は定刻発車であった.

高松行の方向幕

サンライズの先頭.ノッペリとして個性のない顔面はあまり好きでないが,今風の列車の姿ではある.

B寝台シングル.寝台の様子.この日は車内でかなり眠っていたため深夜帯の運行の様子はわからなかった.岡山到着時にアナウンスがあり,15分ほどの遅れで運転しているとのこと.

瀬戸大橋からの眺めを堪能.

終点高松には7:40頃到着.定刻より遅れての到着である.ちょうど高松到着直前に,下りの「いしづち」とすれ違う.乗換予定だった「いしづち5号」である.これに乗れなかったので,高松市内をぶらぶらしてから,次の列車に乗ることに.

「いしづち7号」で新居浜へ帰宅.

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