駅からあるき by DJ Kei
2011.01.02 銚子付近散策

銚子付近散策

2011年1月2日(日)

行程

場所種類
1月1日
伊予西条17:35JR予讃線
観音寺19:0019:20JR予讃線
高松20:3321:26特急「サンライズ瀬戸」
1月2日
東京7:087:37特急「しおさい1号」
銚子9:3010:00ちばこうバス
外川車庫10:17
外川11:13銚子電鉄
銚子11:3212:10JR成田線
成田13:3413:45JR成田線
我孫子14:25JR常磐線快速
日暮里京浜東北線
秋葉原京浜東北線
東京18:10「のぞみ61号」
岡山21:3021:59特急「しおかぜ29号」
新居浜23:37

プランニング

正月に銚子方面を訪れるのは恒例行事であり,当然のごとく今回も事前に「サンライズ瀬戸」の寝台券を確保.今回は現地滞在時間を増やすため,帰りも「サンライズ瀬戸」利用にして,こちらの寝台券も確保.当日の行程は,天気と気分次第であり,観光要素を増やすか鉄道要素を増やすかは当日の成り行きに任せることに.事前に準備したのは,往復の「サンライズ瀬戸」の寝台券(高松-東京),東京-銚子の「自由席特急券」,そしてそれに関わる乗車券である.1日目の新居浜から高松までの行程も成り行きで決めることにした.

概要

1月1日発の夜行列車に乗って関東・銚子方面へ行くのが私の中では恒例行事となっている.現在は「サンライズ瀬戸」利用である.今年も早々と寝台券を確保.今回は帰りも寝台列車利用のため,朝から晩まで関東地方の鉄道に乗る態勢を整えていた.荒天の影響で日本海側を中心に列車運休が頻発していたが,今回の行程は天候の穏やかな地域を運行する列車ばかりで,それに無縁となるようなプランのはずだった.途中までは順調で,銚子周辺の散策も終えて,帰りはどこに乗ろうかと思案していた矢先にトラブル発生である.

行程

新居浜→銚子

当日の新居浜から高松までの行程は,普通列車乗継ぎにした.時間があったので,逆方向に伊予西条まで行って,そこから行程を始めることにした.

伊予西条から観音寺まで乗車.駅ごとに交換待ちのため5分程度の停車を繰り返し,うんざりする.特急の倍の時間をかけて観音寺に到着.

観音寺から高松まで乗車.車両は古く,走りもぎこちない.

高松からは,いよいよ「サンライズ瀬戸」で東京へ向かう.今回は,車両の一番端,しかも先頭車の前寄りの寝台が当てられた.つまり運転席のすぐ後ろの寝台である.車内放送が「サンライズ出雲」の運休と,東京まで「サンライズ瀬戸」単独運行となることを伝えていた.岡山とか姫路あたりから乗る人で,「サンライズ出雲」分の寝台券を持っている人はどうなるのだろう.

今回割り当てられた運転席のすぐ後ろの部屋で過ごしてみると,運転席のATSの警告音や発車時のブザーなども時折聞こえてきたりするから,鉄道好きには「特等室」かも.ただし,車両の端で,揺れや振動が大きく乗り心地はよいとはいえない.トイレも遠いから,一般にはあまりおすすめとはいえなさそうだ.

列車は岡山に到着.案内板も「サンライズ瀬戸」(出雲の名前がない)となっている.なぜか,列車の停車駅の中に「上郡」が入っていたりする.上郡が通過になってから1年近くたつというのに...岡山出発後,23時ごろに,深夜時間帯の車内放送中断の放送があり,その後は横浜停車前まで案内放送は無し.時折夜景を見ていたが,特に明石海峡大橋のところでは,深夜0時にライトアップが消えてしまった.深夜0時になると橋のライトアップは消えるということを初めて知った.また,サンライズに乗車すれば,ライトアップが消える瞬間を見ることができるということも初めて知った.

途中,姫路停車,大阪停車,米原運転停車(運転士交代),名古屋運転停車(2:37頃),豊橋運転停車(3:20頃)(運転士交代)は確認した.また,名古屋到着前に,下りの「サンライズ」とすれちがった.写真は静岡駅の案内板.

列車は定刻に東京駅に到着.総武線地下ホームへ行き,予定通り「しおさい1号」で銚子へ向かった.

車窓からは「スカイツリー」の姿も.

銚子付近散策

銚子での過ごし方は特に決めていなかったが,とりあえずすぐに接続する銚子電鉄の列車は見送り,駅前に出てみることに.バス乗り場を見ると,「外川車庫行」なるバスがある.外川車庫が銚子電鉄外川駅の近くにあると思い,往路はこのバスに,復路は銚子電鉄に乗ることにする.

銚子駅前にあるバス停.

京成グループのマークが見える.

外川車庫行のバス.車内に路線図があったので眺めていたが,銚子電鉄の路線よりやや内陸側を走るものの,基本的には電鉄線に沿って進むようだ.バスの乗客は観光客がおらず,地元の人の利用のみ.しかも数人が利用したのみだった.時期的・時間的なことを考えればまずまずの利用率といってもよいだろう.途中乗車も結構あった.

外川車庫のバス停.「車庫」といっても,バスが何台も止まっているわけではなく,1〜2台分のバス滞留スペースがあるのみ.バス停は銚子電鉄外川駅のすぐ裏手にあった.というよりも,バス停が表通りに面しているので,実際には,バス停の裏手に外川駅がある,という表現の方がしっくりとくる.

まずは外川を散策.バス停から坂を下りて海の方へ向かうと,外川港にたどりつく.大漁旗がはためく港町らしい風景が広がる.

海岸に沿って犬吠埼方面へ歩く.長崎鼻の灯台に立ち寄った.ここからは,入江の向こうに犬吠埼の灯台が見える絶景ポイントがある.波が高くて豪快な景色が続く.

長崎鼻の先端から犬吠埼を眺めたところ.この日は波が一段と高かった.

観光要素を入れるなら,ここから犬吠埼へ行って君ヶ浜あたりを歩くのだろうが,このコースは昨年も歩いているし,少々寝不足気味でもあるので,ここから引き返して銚子電鉄でJR銚子へ戻ることに.外川まで歩き,旧いよてつ車に乗ってJR銚子まで戻った.

銚子→新居浜

銚子駅に戻り,帰りはどうしようかと考える.この時点でまだ帰りの行程が決まっていなかった.結局,未乗線の乗車を優先する.JR成田線(我孫子-成田)が未乗だったのでそれに乗り,次に関東鉄道あたりに乗ろうかと思い,まずは成田線経由の千葉行に乗る.

成田線経由の普通列車で成田まで乗車.最初はすいていたが,駅ごとに乗る人が増えていく.香取神宮や成田山への参詣や,成田市でのショッピングあたりの目的が多いように思われた.

成田から我孫子行に乗る.この列車は混雑していて座ることができなかった.

我孫子でいったん改札を出る.我孫子の電光掲示板が,この日の下り「サンライズ瀬戸」の運休を伝えていた.こうなるとのんびりと鉄道旅行などしている場合ではなさそうである.下り「サンライズ出雲」の運休を伝えていないということは「出雲」の方は運行されるのだろうか.たぶん昨日運休の上り「サンライズ出雲」の車両運用の都合で,この日は下り「サンライズ瀬戸」を運休にしたのだろう.このあと常磐快速と京浜東北線を乗り継いで秋葉原へ向かった.秋葉原で買い物をした後,みどりの窓口へいって状況を確認する.やはり,「サンライズ瀬戸」は運休,「サンライズ出雲」は運転であった.念のため岡山までの寝台の空きを確認したが,やはり空きはないとのこと.仕方がないので,新幹線で帰ることにした.今回の行程では新幹線を利用しないはずだったのだが,結局使う羽目になってしまった.

東京駅の案内板.「サンライズ瀬戸」の運休を伝えている.「大雪のため」というのは,間接的には正しいが,いまいちピンとこない理由ではある.

結局,新居浜に帰ることができる最終の「しおかぜ」を利用して帰ることに.おなじみのN700系「のぞみ」で岡山へ.列車は空いていた.

岡山からは「しおかぜ」で新居浜へ帰宅.こちらも空席が目立った.

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