駅からあるき by DJ Kei
2012.07.29 高徳乗り比べ

高徳乗り比べ

2012年7月29日(日)

行程

場所種類
新居浜9:17特急「いしづち10号」
高松10:3611:07特急「うずしお9号」
徳島12:1312:50大川バス「高徳エクスプレス」
高松14:2514:50特急「いしづち19号」
観音寺15:3815:50JR
新居浜16:43

プランニング

以前から四国内2点間を走る高速バスに乗りたいとは思っていて,今回徳島へ向かった.徳島から高松までの高速バスに乗り,できれば高松からさらに松山まで高速バスに乗ろうと考えた.この2路線についてはバスの本数が多いのは知っていたのでダイヤは(意図的に)調べなかった.一方,時間があえば徳島から松山へ直行する高速バスに乗ろうと思っていたが,今回は時間が合わず,さらに高松から松山の高速バスも乗る気がなくなり,結果的に高徳間のJR特急と高速バスの乗り比べという企画に変更した.

概要

四国内は,JR特急と高速バスの競合が激しい.本州から(岡山から)松山,高知方面へ向かう路線を除き,JR側が苦戦をしているように見える.高速バスも,対抗するために割引運賃を導入するなどして,てこ入れをはかっているようだ.今回の高徳間は,競合が激しいところのようで,高速バス側は,土曜休日1000円で利用できるという破格の運賃を導入している(JR特急は2560円.普通運賃だけでも1410円).そんな激しい競合が見え隠れする2つの路線に乗車した.

行程

新居浜→高松

まずは,新居浜から特急「いしづち」で高松へ向かう.数少なくなった気動車「いしづち」.自由席はすいていた.

新居浜から小さな丘陵地を越えて,平野に飛び出すと左手に海が広がってくる.

詫間を過ぎると左手の車窓いっぱいに海が広がる.海水浴をしている姿も見かけられた.

列車は宇多津から「しおかぜ」と分かれ,定刻通り終点の高松に到着.

高松→徳島(JR特急)

高松でいったん改札口を出て,徳島までの切符を買う.そのあと「うずしお」に乗車.自由席には空席が目立つ.時間帯的にも空席の多いのはうなずけるが,それにしても空席だらけだ.夏休みの多客時とは思えない.

ことでんの線路をまたぐ.

左手に見える山は屋島である.高松方面からみるとのっぺりした形に見える屋島だが,方角によってはこんな風に見えるところがあるのだ.ちょっとした驚きであった.

車窓風景は,大まかにいえば平凡なのだが,時折左手に海がちらちらと見えたりする.特に県境越えのあたりの風景が良い.

県境を越えて徳島県に入ると平野が広がってくる.

終点の徳島には定刻に到着した.

徳島→高松(高速バス)

徳島駅で少々待ち時間があった後,土曜休日片道1000円の切符を購入し,高速バスに乗り込む.「高徳エクスプレス」は,徳島バスと大川バスの共同運行.今回乗車したのは大川バスの担当便であった.料金の安さのせいか,時間帯にしては多くの客を乗せて出発.

吉野川を渡るが,スケール的には川というよりも海に近い.

全体的に高速バスは鉄道よりも山側を進む.ただし高速道路が高いところにあるのか,海がよく見えるのは高速バスの方である.写真ではやけに青っぽく移っているが,窓ガラスの色がついているためである.車窓の写真写りは,鉄道の方が上である.

海の見える区間は高速バスの方が多く,車窓的には高速バスの方が上回る.珍しい現象かもしれない.バスは遅れもほとんどなく,終点の高松に到着した.市の中心街を除き,途中乗降はほとんどなかった.

高松→新居浜

高松からは「いしづち」で新居浜へ戻る.自由席だが,乗客はまばらであった.

山の形に,讃岐らしさを感じずにはいられない.

丸亀を過ぎる.

このあと,特急を観音寺で見捨て,普通列車に乗り換え.こちらも客は少ない.

山側の車窓は田園風景が中心.

箕浦周辺では海岸に沿って進む.箕浦では特急列車との交換待ち.

伊予三島付近から,法皇山系の眺め.夏山らしいガスのかかり方である.

新居浜市街から眺めた赤石山系の眺め.列車は,ダイヤ通りなら多喜浜で特急と交換のところ,列車遅れのため一つ手前の関川で交換.特急優先ダイヤで,この普通列車に待機をさせ,しわ寄せを受けた形となった.このため,この列車は10分以上遅れて新居浜到着.

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