駅からあるき by DJ Kei
2012.08.07 日帰り四国1周乗継ぎ

日帰り四国1周乗継ぎ

2012年8月07日(火)

行程

場所種類
新居浜6:53特急「いしづち4号」
高松8:118:23特急「うずしお3号」
徳島9:359:51特急「むろと1号」
高松11:0111:05JR
海部11:1911:28阿佐海岸鉄道
甲浦11:3911:49高知東部交通
奈半利13:3714:01土佐くろしお鉄道・快速
後免15:0015:32特急「南風11号」
窪川16:4916:57JR
宇和島19:0019:03特急「いしづち34号」
新居浜21:40

プランニング

最初は,上記行程のうちJR予土線ではなく,宿毛経由でまわる四国1周プランをたてていたが,どうしても1泊が必要になる.しかし時刻表を見ていると,上記行程ならば日帰りで回れることを知り,実行することにした.なかなか乗継ぎは絶妙で,待ち時間が長すぎず短すぎず,といったところばかりで,なかなかよいプランニングに仕上がった.日が長い時期だけに,JR予土線での宇和島ぐらいまでは車窓が楽しめそうだ.あとは乗り物が予定通り動いてくれれば文句なし.

概要

新居浜から,列車とバスを乗継いで四国を一周し,その日のうちに新居浜へ戻ってくる日帰り乗継ぎ旅を実行した.所要時間は約15時間,乗車時間だけでも13時間近くになる.偶然ながら,予讃線の乗車もすべてディーゼルカー特急使用となり,「電車」を全く使わない行程となった.車窓では,なんと言っても室戸岬付近の太平洋の眺めが抜群にすばらしかった.あとはJR予土線からの眺めも良かった.

行程

新居浜→徳島

まずは,新居浜から特急いしづち4号で高松へ.この列車は伊予西条発.新居浜出発時はすいているが,観音寺あたりから通勤需要が多く高松到着時にはほぼ満席.

列車から法皇山系をのぞむ.この時期はガスがかかりやすく,この日も早朝からガスがかかっている.

箕浦周辺は車窓に海が広がる.

詫間を過ぎると,左手いっぱいに海が広がる.観音寺や丸亀で通勤客がどっと乗り込み,ほぼ満席の状態で終点の高松に着いた.

高松からは「うずしお」で徳島へ向かう.列車はそれほど混雑していないが,ビジネスマンの姿が目立つ.

太陽のあたりにくい右側の座席を確保.こちら側は阿讃山系の山がのぞめるが,この日は雲が多くそこまでの視界は得られなかった.

列車は田園地帯を快調に進んでいく.

幅広の吉野川をわたると,徳島は近い.

終点の徳島は定刻に到着.

徳島→甲浦

徳島から「むろと」に乗り換えて牟岐へ向かう.このあと,室戸岬をまわって高知方面へ抜けることになる.

特急「むろと」は,阿波池田始発であるが,徳島をまたいで乗る客はほとんどいないようだ.事実上徳島始発と変わらない.

2両編成だが,2号車には海水浴目的と団体さんが乗っていて騒がしい.私は1号車に乗る.1号車の客は10人ほどで徳島を出発.

阿南までは田園地帯を走る.

突然海岸に出ると,臨時駅の田井ノ浜に停車.ここで団体さんが降りていった.

このあとは,たまに海も眺められるが,大半は丘陵地帯をアップダウンしながら進んでいく.

日和佐付近の眺め.日和佐城が見えた.

終点の牟岐に到着.

牟岐まで乗車した客は大半が改札を出る.わずかの客が海部行列車に乗り換える.

牟岐から海部まで,これで移動.列車は1両で空席が無く,立席で移動する.

牟岐-海部間も,海が眺められる区間はそれほど多くない.

海岸から離れ,緑の中を列車は進む.

終点の海部に到着.さらに阿佐海岸鉄道へ乗り換えて甲浦へ向かう.海部まで乗車した客の半分以上は阿佐海岸鉄道へ乗り換えた.

海部は,阿佐海岸鉄道の始発駅.高架対面式のホームの片側はJR,もう一方が阿佐海岸鉄道である.

両列車がそろった.

甲浦行の列車.客は10名ほどである.4人掛けボックスシートとロングシートが混在している.

海を眺めながら列車に揺られる.

この路線は,終点付近を除き海を眺められる区間は比較的多い.

窓にはすだれが.窓から景色が見えないだろっ!...なんて野暮なことは申しますまい.

車内は風鈴が多くぶらさがり,列車が揺れる毎に音が鳴る仕組みになっている.

「しおかぜ」という愛称がついている.予讃線の「しおかぜ」とはまるで違うが,こちらの方が名称にふさわしい路線を進む.

終点の甲浦に到着.ここで鉄道は終わり.バスに乗り換えとなる.

ホームに滞留する列車.高架はここで見事に切られており,残念ながら,さらに先へ延長される感じがしない.

甲浦→奈半利

甲浦駅のバス停.牟岐駅行と,室戸岬経由安芸行のバス停が並ぶ.安芸行のバスはなかなか接続よく発車する.

甲浦駅舎.名産品やパンフレット類が並べられているコーナーがあった.

安芸行のバスが到着.ここから6名が乗車した.うち1人は沿線客,残りは観光客のようで,室戸岬周辺で3名ほど,残りは奈半利駅で下車した.私ともう一人は明らかに乗車目的であり,奈半利駅で下車した残り一人は地元客だろうか.また,車窓の左側がすべて埋まり,右側ががら空き状態となった.左側は太陽があたりやすいのだが,ブラインドを下ろす客はいなかった.

甲浦駅を出ると,さっそく海に出る.このあとは,室戸岬まで,これでもか,というぐらい海沿いに進んでいく.

岩場があったり

砂浜があったり

入り江状になっていたり

奇岩がみられたり

大岩に波がくだけたり,変化に富んだ海岸線である.

バスは室戸岬に到着.窓の外には観光客の歩く姿もみられた.

室戸岬を過ぎると,海岸から離れ集落の多い市街地へと進む.通学生が乗車する姿もみられた.

しばらくすると,またまた海岸沿いに進む.

海を隔てて室戸岬を遠くにみる.

まだまだ海が続く.

長い乗車の後,奈半利の駅に到着.

奈半利→後免

奈半利駅.何もない駅を想像していたが,結構町中にあり,駅前はタクシーが多く待機し,それなりに活況がある.

奈半利から先,高架は途切れており,こちらも延長の見込みはなさそうだ.

各駅には,駅名をモチーフにした名前のキャラクターが描かれている.

列車はJRタイプのありふれたディーゼルカー.

最初のうちは,室戸地方らしい,ビニルハウスの広がる地帯を進む.

2駅ほど過ぎると,海が広がってくる.

安芸でしばらく停車した後,快速運転となり後免へ向かう.安芸からは,美しい海岸が眼前に広がる.

絵になる砂浜である.

後免に近づくと,海から離れる.

後免に到着.列車は高知行だが,私はここで下車.

後免→窪川

後免で30分ほど待ち,特急「南風」で窪川へ向かう.列車はわずか3両しかなく混雑しており,しばらくデッキで過ごす.高知で客が降りるのを待ち,高知から座席を確保した.私が後免で乗り換えた理由の一つは,高知から確実に座席を確保するためでもあった.

高知駅に停車.降りる客はあまりおらず,結構高知から先まで乗り通す人が多い.降りる人と同数かそれ以上の客が高知から乗ってきた.

車窓からは,路面電車も見えた.

高知を過ぎてしばらくすると,仁淀川を渡る.

須崎付近では,車窓に海が広がるようになる.

入り江状の海岸が展開される.

窪川に近くなると,山間の田園地帯を進むようになる.

窪川に到着.隣のホームには土佐くろしお鉄道の普通列車が,その反対隣のホームには予土線列車が待機している.

窪川→宇和島→新居浜

窪川から予土線に乗車する.

いままでの海沿いの路線と一転し,内陸を進む路線となる.基本的には四万十川水系の本流,支流の流れを縫うように進んでいく.

川奥信号所で,土佐くろしお鉄道の中村方面と分かれる.予土線は左側へ進む.

最初は,流れをまたぐ部分が多い.川が蛇行しているのに対して,線路は直線的につくられているからである.

流れに沿って進む部分も.基本的に進行方向右側に川が見える部分が多い.

沿線は集落も少ない.

山にはガスがかかる.

蛇行しながらゆったりと流れる.

十川あたりからは,流れは左側にうつり,しばらくは流れに沿って進むようになる.

高みから川を見下ろす.

江川崎を過ぎると,川の水が濁ってくる.どうやら上流で大雨が降ったようだ.水かさも多い.

松丸あたりからは,宇和島方面への客もちらほらと乗ってくる.

谷は広がり,盆地の中を流れるようになってくる.

伊予宮野下で列車区間のためしばらく停車.窪川を出てはじめての長時間停車である.ここでトイレに立ち寄った.

しだいに田園風景がひろがるようになる.

務台を過ぎてすぐのトンネルで,分水嶺を超える.狭い谷に沿ってカーブの多い線路上をゆっくりと進む.

スピード感あるように見えるが,決して列車の速度が高いわけではなく,夕方で光量不足のためぶれているのである.

列車は終点の宇和島に到着.ここでの乗換え時間はわずか.列車には間に合ったが,飲み物を買うのを忘れた.

最後は,特急「いしづち」で新居浜へ.この「いしづち」は宇和島から高松まで直通.予讃線ではロングランの部類に入る.ただし乗客の大半は松山で入れ替わる.

今回も宇和島での観光はお預け.通過するだけ.

列車は途中八幡浜で2分停車.その間に飲み物を補充.あとは車内ですることもなくのんびりと過ごす.予想通り松山で乗客が入れ替わり,あとはいつも乗り慣れた区間.わずかに見える灯りを車窓にみながら新居浜までを過ごした.

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