駅からあるき by DJ Kei
2012.08.12 尾瀬アクセス

尾瀬アクセス

2011年8月12日(日),16日(木)

行程

往路

場所種類
8月11日
新居浜19:48特急「しおかぜ30号」
岡山21:2821:44「のぞみ98号」
新大阪22:28東海道線
大阪23:27急行「きたぐに」
8月12日
長岡5:566:34JR
浦佐7:198:00南越後観光バス「特急」
奥只見9:159:30奥只見観光(船)
尾瀬口10:1010:15会津バス
尾瀬御池11:00

復路

8月16日
湯ノ小屋16:36関越交通
水上17:2317:29JR
新前橋18:2018:25JR通勤快速
上野20:12山手線
東京22:00特急「サンライズ瀬戸」
8月17日
高松7:277:37特急「いしづち5号」
新居浜9:00

プランニング

四国から尾瀬へ行くためには,往復とも夜行利用が効率的.昨年度,奥只見経由のルートが大雨によって寸断され利用できなかったため,今年はこのルートの利用を念頭に計画.そのためには,今年から臨時化された急行「きたぐに」利用が現実的である.「きたぐに」は昨年までとダイヤが大幅に変わり,長岡到着は6時前であり少々早すぎる.「きたぐに」を新潟まで乗車して,そのまま新幹線で浦佐へ戻っても大丈夫なので,切符は新潟まで買っておき,当日の気分次第で長岡下車か新潟下車かを決めることにした.復路は東京22:00の「サンライズ瀬戸」に間に合えばよいので,上越新幹線利用や在来線乗継ぎなど,そのようなプランを数通り用意し,その中から選んで乗ることにした.

概要

往路は,四国から特急と新幹線を乗り継いで大阪へ.そこから急行「きたぐに」を利用する.当日は名古屋地方大雨のため,列車に遅れが出ており,新幹線からの乗継ぎの便宜をはかる必要のあるJR四国内特急にも波及していたが,私の利用時間帯には数分の遅れまで回復しており,大きな影響はなかった.「きたぐに」はB寝台下段利用.昨年までと大幅にダイヤが変わり,長岡着は6時前である.寝過ごさないようにと思うのだが,新潟まで乗車して,新幹線で浦佐へ戻っても問題ない.むしろ怖いのは事故による「きたぐに」の大幅遅れの方だが,当日はほぼ定時で運行された.その後も予定通りの乗継ぎで今回の登山出発地である尾瀬御池に到着した.復路は,湯ノ小屋から水上へのバスが予定より一本前のものに乗ることができたため,東京まで在来線利用にした.水上から普通列車に乗り,新前橋で継いで上野までグリーン車利用とした.そして予定通り「サンライズ」に乗って四国に帰ってきた.

行程

往路

まずは,新居浜から「しおかぜ」で岡山へ移動する.列車はすいていた.

岡山から新幹線で新大阪へ.名古屋方面の大雨の影響で数分遅れで運行していたが,このあとの列車への接続に影響はなさそう.

新大阪から一駅戻り,大阪からいよいよ「きたぐに」乗車.ホームには大勢の鉄道ファンもきている.定期運行がなくなり,今後の臨時運行も長くはないとみているのだろう.

「きたぐに」入線.7両編成で,1両がグリーン車,残りは3段式B寝台である.定期運行時代に比べて編成は短くなったが,依然風格を備えた列車である.

今回は3号車に乗車.下段寝台を確保してある.

乗車率は良好.私のところの上段には最後まで人が乗ってこなかったから,多少の空席はあったようだ.

「きたぐに」乗車は一年ぶりだが,もっとご無沙汰しているような気がする.

「きたぐに」は定期運行時代とは大きくダイヤが変わっている.大阪から京都あたりまでは同じだが,京都から湖西線経由となったこと,金沢などの長時間停車が無くなり各駅の到着時刻が大幅に早まったことなどが挙げられる.北アルプスあたりの登山利用はしにくいダイヤとなってしまった.

車内ではよく眠った.知らない間に朝を迎えていて,長岡のすぐ近くまで来ていた.さて,切符は新潟までとなっているが,今回は長岡で下車して,尾瀬登山口へ直行しようと思う.

長岡下車.大阪乗車は左側の出口だったが,長岡下車は右側の出口.左側出口と異なり,出口に近い方に行先表示があるなど,レイアウトが少し異なっている.

長岡停車中.このあと新潟に向けてすぐに発車である.

長岡から,上越線の上り列車に乗って浦佐へ向かう.

田園風景の中を進んでいく.

浦佐駅に到着.バスの発車までしばらくあるので,駅前のコンビニなどに立ち寄る.

バスがやってきた.奥只見行には3名乗車.うち1名は地元客,1名は銀山平へ向かうとのことだが,このバスは銀山平は通過である.この客に対しては便宜的な扱いをしていた.尾瀬へ向かうのは私1名だけか?と思ったが,途中から1名乗車してきた.

山深い道を進んでいく.

終点奥只見へ到着.レストハウスがある大きな駐車場の一角にバス停がもうけられている.ここまで乗車してきたのは私と,途中乗車の客2名.普段はバス停の目の前からケーブルカーに乗って乗船場へ行くのだが,ケーブルカーが出発直後だとのこと.歩かないと間に合わないよ,と言われて階段を歩いた.

ダムから下の眺め.

奥只見ダム堰堤.

乗船場では,ちょうど奥只見遊覧船の乗船手続きをしていた.バスで私とやってきた客は遊覧船に乗車.尾瀬行の船に乗ったのは私と家族連れ1組のみ.この家族連れはダムまで車でやってきたのだろう.

乗船時間は40分間.外の空気を思い切り吸い,風にあたりながらの船旅が楽しめる.

乗船中は,奥只見や銀山平などの歴史を案内する放送などが流される.先行していた遊覧船は,途中でUターンし戻っていった.こちらはそのままダム上流に向かって進んでいく.

少しずつ湖面の幅が狭くなっていく.

尾瀬口に到着.ここから少し長い階段を上っていく.

尾瀬口のバス停.

尾瀬口からの乗車も,当然私と家族連れ1組のみ.乗車名簿との照合がなされる.私は御池までの乗車だが,檜枝岐方面への乗継ぎをしないかどうかの確認があった.

国道352号線は,昨年7月末の大雨によって通行止めの措置が続く.かろうじてバスが通る区間だけ修繕をしたようだ.

352号線の大雨で流された橋は,仮設橋がかけられていた.ゆっくりと通過する.川には重機が入り,あちこちで工事しているのが見かけられた.さて,こちらのバスも平ヶ岳登山客とみられる途中乗車があり,御池乗換えで会津高原尾瀬口まで乗車とのこと.バスの接続をとるため無線で連絡をとっていた.

カーブと急坂の続く山深い道をバスは進んでいき,御池に到着.ここでバスを降り,尾瀬トレッキングを開始した.

復路

尾瀬の鳩待峠から,笠ヶ岳を通って湯ノ小屋まで歩いた後,帰宅の途につく.バス停で1時間弱ほど待ち時間を過ごした.

水上からやってきたバスからは,乗客1名が下車.温泉客だろうか.折り返しの水上行に,湯ノ小屋から乗車したのは私一人.

バスはカーブの続く山道を延々と走るが,おおむね車窓左側は崖で,右側に眺めが続く.時折ダム湖をみながら進んでいく.山を下りると,JRの線路が見えてくる.このあとおおむね線路に沿って10分ほど進み,終点の水上には定刻より若干早く到着.

水上駅で,東京までの乗車券と新前橋からのグリーン券を購入しようとするのだが,自動券売機があるのみで有人窓口がない.券売機ではグリーン券の販売をしていないので,改札口の人に尋ねると,「ここでは売れません」とのこと.証明書のようなものをくれて,「これを見せて車内で購入すれば,事前購入と同じ金額で買えます」といわれた.列車はお盆休みの客と通勤通学客が混在し,結構混雑していた.

新前橋からは,上野行の通勤快速に乗り換える.グリーン車利用である.車内でグリーン券の精算をすませた後は,のんびりと過ごした.終点上野で下車した後,夕食場所を探して駅内を歩き回したが,どこも人が多く入っていてなかなか食べられるような状況になかったので,お寿司を購入して,ホームで食べることにした.

山手線に乗って東京まで移動し,「サンライズ」出発までの待ち時間にお寿司を食べる.その後は特にすることもないので「サンライズ」入線を待つ.

今回の「サンライズ」は,寝台券をとるのに苦労した.1ヶ月前の夕方の時点ですでに全て売切れ.翌日に再度窓口へ行ったらキャンセルが出たのか1つだけ空席があったので,それを確保した.

東京駅では多くの人が写真を撮っているのが目についた.家族連れが多いのは理解できるが,普段の週末などではあまりみられない光景である.

今回は「シングル」の1階.普段は2階がほとんどだから,かなり違和感を覚える.寝台内部も作りは同じなのだが,ずいぶん雰囲気が異なって見える.

さて,今回は登山帰りでもあるので,シャワーを絶対浴びたい.そのため,車内検札がきたらシャワー券を購入しすぐにシャワー室に行けるように準備した.シャワー室は,後になるとかなり混雑するので,早めに済ませたい.しかし車内検札がずいぶん遅れてやってきた.シャワー券は幸い売り切れていなかったが,タオルは売り切れていた.とにかくシャワーが浴びられればよいので良かった.検札が終わるとすぐ,着替えを持ってシャワー室へ.もちろん使用中で,それを待っていたのは1名だったので,私もそれに続いて待つことに.待ち時間は20分ほどだった.とにかくシャワーを浴びてさっぱりしたところで就寝.

夜中のことはほとんど覚えていない.よく眠れた.ちょうど日が昇る頃に目覚めたが,それを確認して再び眠りに.岡山到着前まで眠っていた.瀬戸大橋をわたり,定刻に高松に到着した.

高松からは,「いしづち5号」で新居浜へ向かう.

海岸寺〜詫間の車窓.

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