宇高周辺乗車
2013年2月10日(日)
行程
場所 | 着 | 発 | 種類 |
---|---|---|---|
新居浜 | 13:32 | 特急「しおかぜ18号」 | |
児島 | 14:50 | 15:20 | 下電バス |
王子ヶ岳登山口 | 15:45 | 徒歩 | |
渋川三丁目 | 16:40 | 両備バス | |
宇野 | 17:00 | 17:20 | 四国フェリー |
高松 | 18:25 | 18:48 | 特急「いしづち27号」 |
伊予西条 | 20:25 |
プランニング
宇野と高松を結ぶフェリーに夕方乗船することを念頭に,スケジューリング.宇野までのアプローチは,児島から海岸線沿いを走るバス路線の乗継ぎで決定.
概要
宇野と高松を結ぶフェリーは,2012年10月から四国フェリー一社のみとなり,運賃も大幅値上げとなった(片道乗船は390円→670円).運航も大幅減便.今回は伝統ある宇高フェリーとして生き残った航路の乗船を中心に据える.児島から宇野までは海岸美をふんだんに楽しめるバス路線乗車+徒歩連絡として実行した.
行程
新居浜→児島
まずは「しおかぜ」に乗車.3連休の中日ではあるが,自由席はすいていた.
詫間を過ぎると,海のすぐ近くを列車は進む.予讃線随一の光景が広がる.
宇多津を過ぎると,瀬戸大橋が接近してくる.この日は冬場らしく空気が澄み遠くまで見渡すことができた.
瀬戸大橋が近づいてくる.
島々を眺めながら列車は進む.瀬戸大橋を渡るとすぐに小島に到着.列車を降りた.
児島→宇野
児島では30分ほど時間があるので,駅周辺を散策し,バス停へ.
下電バスの,王子ヶ岳登山口行である.乗客は10名ぐらい乗っておりまずまずの盛況.途中で市の中心を通過するので,そこからの乗客も多かった.大半の乗客は10分も乗車せずに下車していく.
最初のうちは市街地旧道を走るので,建物に隠れて海は見えづらいが,終点近くになると海沿いを走るようになる.
終点に到着.終点まで乗車したのは私一人だった.ここからさらに宇野方面へ進むことになるが,ここから乗換可能なバスは1日に5本しかない.待ち時間が長いので,歩くことにする.渋川まで1km強を歩けば,宇野方面へのバス便がたくさんある.この1km強の間は,ちょうど倉敷市と玉野市の市境になっている関係もあり,バス便が少ないのだろう.
海の向こうには瀬戸大橋が.
美しい海岸沿いを,車に注意しながら進む.車の通行量はかなり多い.
海の向こうに見えるのは四国の五色台あたりだろうか.
シーズンには海水浴で賑わいそうな海岸である.
遠くには船の姿も
思ったよりも時間がかかったが,渋川バス停に到着.
渋川は,大きなリゾートホテルがあり,ホテル裏の海岸は観光客で賑わっていた.少し離れれば静かな散歩ができるのにと思う.そのホテル前から岡山行の特急バスが30分おきに出ている.これが宇野港を通るので利用してもよかったが,今回は一般バスに乗る.
渋川から少し戻り,渋川三丁目のバス停に到着.ここが宇野方面へのバスの起点になっているようだ.ここから岡山・宇野方面のバスは1時間に2本程度出ている.
渋川三丁目のバス停
バスは途中乗客をほとんど乗せることなく進み,終点宇野駅まで乗車したのは私とあと一人であった.この人はJRに乗換のようである.私は駅からすぐのところにあるフェリー乗り場へと向かった.
宇野→高松→新居浜
四国フェリーで高松へ向かう.このフェリーは,瀬戸大橋開通後は乗客の減少に苦しんでおり,航路廃止も何回か取り沙汰されている.宇野-高松間を運行していたライバルかつ「相棒」である国道フェリーが運航休止となり,現在は四国フェリーの単独運航である.また,2012年10月から運賃の大幅な値上げを行った.休日のせいか,意外と車を積まない乗客も多い.
宇野港を出港である.
ちょうど夕刻にさしかかる.海から日の入りが見えそうだ.
日の入り前の西の空.空はほんのり赤く染まる
残念ながら日の入りは陸地にかかり,水平線に入ることはなかった.瀬戸内海だから仕方がないだろう.
瀬戸大橋もぼんやりと浮かぶ
島をバックにしながら進む.
日が沈んでもしばらくは夕焼け空が続く.
特徴的なおむすび形の島を見ながら
フェリーは高松の西,五色台あたりへ向かい,そこから東に進路を変えて,四国海岸に沿うような形で進み,高松港へ接近していく.
遠くに市街の灯りが見えてくる.
西の空はまだ明るさが残っている.
高松市中心をはっきりとらえられるようになってきた.この後,高松港へ入港.港はかなり手狭なようで,やや無理矢理な入れ方で桟橋に横付け.
高松駅まで歩き,特急「いしづち」で新居浜へ戻った.この列車もすいていたというほどではないが,混雑は無かった.