愛媛トライアングル乗車
2014年03月22日(土)
行程
場所 | 着 | 発 | 種類 |
---|---|---|---|
リーガホテル前 | 9:16 | せとうちバス | |
今治バスセンター | 10:48 | 11:32 | せとうちバス「特急」 |
松山市駅 | 12:47 | 13:26 | いよてつバス「特急」 |
リーガホテル前 | 15:22 |
概要
愛媛県の三大都市(松山,今治,新居浜)を結ぶバス路線の乗車である.これらの三都市は,相互に直通のバス路線で結ばれているので,それを乗り継ぐバス乗車となる.すべて一般路線バス(高速道路を通らない)であり,1時間を超える(2時間近いものもある)長距離路線ばかりである.車窓風景もそれぞれの路線で特徴があり,比較するのもおもしろかった.
乗車記録
まずは,新居浜から今治へ向かう.JRなら特急で30分ほどだが,バスだと1時間40分ほど(新居浜駅→今治駅前)である.一般バス路線,しかもJR線と並行している路線でこれほど長距離のものも希少ではなかろうか.今回は,自宅に比較的近いリーガホテル前から乗車する.
バスは市街地に入ると客は増え,郊外に出ると客が減るといった感じ.都市エリア内での利用が多く,長距離の利用はほとんどいない.平均的には常に数名程度が乗車しているといったところだが,今治市内に入ると客は増える.写真は西条のうちぬき水の流れ.ところどころに流れに沿って遊歩道が設けられている.
加茂川を渡る.石鎚方面にはまだ雪が残っている.
バスは小松を過ぎると,国道11号を離れる.左窓に高縄山系の山が見えるようになる.写真は中山川をわたるところ.
人家が少なくなり田園風景が広がる.このあと旧東予市から今治市街地に入ると乗客が増えてくる.
長距離路線にもかかわらず,バスはほとんど遅れることなく,今治駅を経由して今治バスセンターに到着.私はここで下車した.
今治バスセンターというと,巨大なバスターミナルがあるようなイメージになりがちだが,実際にはこれだけのバス乗り場があるのみ.ただかつてはもっと巨大なターミナルが存在していたのかもしれない.いまは3つののりばに集約されている.1番のりばが今治東部から西条,新居浜方面,2番のりばが今治西部から松山方面,3番のりばが芸予諸島方面となっている.
2番目のバスとなる松山行特急バスは2番のりばから出発.
今治駅からの乗客も含めると20名弱になった.ほとんどは道後や松山中心部までまでの乗車であった.市内途中停留所からも数名の乗車がった.
バスは今治市街を抜けると,広い谷間の集落を縫うように進んでいく.
やがて,玉川ダムのダム湖が見えてくる.
ダム湖を過ぎると,谷は狭くなり,集落はほとんど見えなくなってくる.そして水ヶ峠へ向けての上り勾配が続く.
水ヶ峠の下を貫く水ヶ峠トンネルを抜けると,勾配は下りに,水の流れ(石手川)も逆になる.谷が少しずつ開けてきて集落もちらほらと見えるようになってくる.
石手川ダムのダム湖(白鷺湖という名前がついている)を左に見ながらバスは快調に進む.
湖畔にはところどころ休憩所が設けられちょっとした観光地になっているようだ.
ダムの堰堤も車窓から見える.このダムを過ぎるとまもなく奥道後,あとは松山の市街に入ってきて乗客が次々と下車していく.繁華街の大街道で乗客のほとんどが下車し,私を含めた残ったわずかな乗客が終点の松山市駅で下車した.
最後は新居浜へ向かう特急バスである.
この特急バスは「いよてつバス」と「せとうちバス」がほぼ交互に運行する共同運行路線であり,本数はほぼ1時間に1本である.
ほぼ国道11号線に沿って進む.松山近郊のみの利用も多い.
繁華街を抜けると石手川を渡る.この後は住宅地の近くを進んでいく
重信川を渡ると,山が迫ってくる.
川内を過ぎてしばらくすると山間部に突入.渓谷に沿って進む.
山間部を抜けると,東予の平野が一気に広がる.
加茂川を渡ると西条市街.ついで工業地帯を通って新居浜へ向かう.住友病院前を過ぎると新居浜市街に入りバス旅は終わった.