平ヶ岳・尾瀬アクセス
2014年8月17,18,21日
行程
往路
場所 | 着 | 発 | 種類 |
---|---|---|---|
8月17日 | |||
新居浜 | 13:42 | JR | |
観音寺 | 14:33 | 14:38 | JR |
岡山 | 16:29 | 16:34 | JR |
播州赤穂 | 17:43 | 17:49 | JR新快速 |
新大阪 | 19:33 | ||
8月18日 | |||
新大阪 | 8:23 | 「のぞみ306号」 | |
東京 | 10:56 | 11:16 | 「MAXとき319号」 |
浦佐 | 12:44 | 13:40 | 南越後観光バス |
奥只見ダム | 15:00 | 15:20 | 奥只見観光 |
尾瀬口 | 16:00 | 16:05 | 会津バス |
鷹ノ巣 | 16:10 |
復路
着 | 発 | ||
8月21日 | |||
沼山峠 | 12:50 | 会津バス | |
内川 | 14:00 | 14:20 | 会津バス |
会津田島 | 15:40 | 16:00 | 野岩鉄道&東武鉄道 |
春日部 | 19:30 | 地下鉄日比谷線&丸ノ内線 | |
東京 | 22:00 | 特急「サンライズ瀬戸」 | |
8月22日 | |||
坂出 | 7:09 | 7:52 | 特急「いしづち1号」 |
新居浜 | 9:00 |
概要
今回は,平ヶ岳登山と尾瀬行をセットにした山行.平ヶ岳がメイン目的である.往路は,山小屋のある鷹ノ巣までとしたが,いろいろなルート取りが考えられた.結果的にオーソドックスな新幹線利用とした.ただし新居浜から1日で現地に行くのはかなりハードである.まず夜行バスの利用を考えたが,お盆最終日だけあってバスはどの便も満席.結果的に昼行を利用せざるを得ないため,途中大阪泊をはさむことにした.また大阪までの移動は新幹線・特急を使わず普通列車利用とした.復路は,お盆も過ぎており余裕がある.寝台列車「サンライズ」利用とした.最終的に,尾瀬の下山口も含めて東京までの移動経路は現地で決めることにしたが,結果的には沼山峠から下山し,会津ルートで帰ることにした.ただし途中一ヶ所寄り道をすることに.
乗車記録
往路(新居浜→浦佐)
まずはお盆最終日,新居浜を出発.帰省Uターンの方向と同じだけあって,新幹線や特急列車の混雑が予想されたので,大阪まで普通列車で移動.新大阪近くのホテルで泊まり,翌日に新幹線を使って移動することにした.
新居浜から観音寺まで普通列車で移動.ワンマン運転のため,2両のうち1両は閉鎖.列車は立ち席が出る混雑で,私も伊予三島まで立ちっぱなし.
観音寺から岡山行の普通列車に乗り換える.混雑する「マリンライナー」を避けて,しかも起点の観音寺から乗車して岡山までこの列車で行くことができる,というのが今回のスケジューリングのポイントである.楽々席を確保.
詫間−海岸寺あたりからの車窓.
瀬戸大橋からの眺め.曇り空ながら遠望はきく.
児島で長時間停車.特急と「マリンライナー」に追い抜かれるためである.岡山へ向かう客は「マリンライナー」に乗り換えていた.「マリンライナー」はかなり混雑していたが,おかげでこちらの列車はずいぶん空席が増えた.終点岡山には少々遅れて到着.
次の播州赤穂行はこちらの列車を少々待っていてくれたようだ.少し遅れて発車.赤穂線は今回は初乗車である.進行方向右側,すなわち海側の席を確保したが,海はほとんど見えなかった.
赤穂線では,日生付近で海がわずかに見えただけ.大半は山にはさまれた谷状のところを進む.
今回赤穂線を利用したのは,未乗線に乗りたかったことと,播州赤穂起点の新快速に乗るためでもある.特に混雑が予想される新快速は,起点から乗るべきだろうと考えたためである.この日はこのまま新大阪まで新快速に乗り,宿泊.
翌日は,まず新幹線で東京へ.なるべく混雑を避けるため,新大阪起点の「のぞみ」利用.山陽直通の「のぞみ」よりはすいていたと思う.列車は定刻に東京に到着.
東京からは,「MAXとき」で浦佐へ移動.指定席利用だったが,JR四国の駅で指定席を買う場合,何も言わないと1階席を割り当てる(これまで2回利用して2回とも).JR東日本の駅ならば,たぶん2階席を割り当てるのではないかと思うのだが.今回は混雑も予想されたので,どちらかといえば客の少ない1階席でも十分なのだが.列車は定刻通り浦佐に到着.
往路(浦佐→鷹ノ巣)
浦佐からはいよいよ山へ入っていく.尾瀬へ入山する時のいわゆる越後(魚沼)ルートを利用する.このルートは以前は毎年のように利用していたのだが,最近はご無沙汰していた.今回は久しぶりである.
まず,奥只見ダムまでバス利用.
越後の山は雲がかかっている.
途中から,「シルバーライン」と呼ばれるダム建設のためのトンネルルートを通っていく.時々地上に出るのだが,山並みが見渡せるところもある.
山また山の中を進んでいく.
途中,シルバーラインを抜けて銀山平に寄る.ここで下車する人が多かった.
終点の奥只見ダムまで乗車したのは私とあと1名のみ.
奥只見には水力発電所があるが,発電機自体は地下にある.地上には変電設備がある.
バス停から少々歩くとダムの横を通過する.
船着き場に到着.乗船券を購入.早速乗船するのだが,今回はなんと客は私のみ!!独占利用である.気分がいいような気もするが,申し訳ないような気もしてどこか落ち着かない.
しばらくはダム湖とその周辺の風景を満喫する.
周辺は岩肌が露出した斜面が目立つ.ダムは満水に近い状態だった.今年は雨が多いためだろう.
湖の幅がかなり狭くなってくる.
尾瀬口の船着場に到着.
船着場の近くにバス停があり,ここからバスに乗り換えるが,バスの乗客も当然私1名.
バスはほどなくして出発.
船着場から5分ほどで鷹ノ巣に到着.バス停の目の前にある山小屋に宿泊し,翌日に備える.
翌日通った,平ヶ岳登山口バス停.
復路(沼山峠→会津田島)
山行の最終日,当初は沼山峠から尾瀬沼へ入り,大清水へ抜ける予定だったが,筋肉痛と足の痛みが取れないため,沼山峠から尾瀬沼往復,それも無理のない程度に歩くことにした.結果的には思ったほど歩きに支障はなかったが,予定通り沼山峠へ戻ってきた.さて,ここから帰りとなる.
沼山峠のバス停
まずは会津高原尾瀬口経由会津田島行のバスに乗る.
車窓には遠くの山並みがみえる.
御池を過ぎると,ヘアピンカーブの連続する区間が,七入まで続く.ここも展望が優れている.
基本的には流れが左右に行ったり来たりしながら谷沿いの道を進んでいく.街らしいところは檜枝岐の集落ぐらいで,あとは人家がぽつりぽつりと現れるのみ.
バスの車内から「只見○○km」という標識を見つけ,そういえば内川から山口営業所経由会津田島行のバスに乗れるかな,と気づく.時刻表のコピーを持っていたのでそれを見ると,接続がかなり良いことがわかったので,内川で下車することにした.
内川のバス停
すぐ近くを流れる川(伊南川)
内川は,2つの国道(352号線,401号線)が交わる要衝だが,大規模な集落があるわけでもない.もちろん商店の類も見られない.
会津田島からバスがやってきた.そのまま会津田島行となって折り返す.
バスは,最初只見に向かう国道401号線を進んでいく.
しかし集落が現れてくると,国道を離れ集落の中の狭い道を進んでいく.ほとんど国道を走っていないのではないかと思われるほどである.国道401号線沿いは山に囲まれた谷に開かれた集落を縫うように進んでいくが,集落の規模も比較的大きく,意外と人家も多かった.もっとも,バスの乗客は現れず,終始私のみであった.
バスは山口営業所に到着.山口はなかなか大きな集落である.町役場の支所も置かれている.
山口からバスは国道289号線に入る.とたんに人家が減り,山深くなってきて上り勾配にかかる.
勾配を上り切ると,下り傾斜が続く.下りきったところからはぼちぼちと集落が現れてくる.
広い谷沿いをバスは快調に走っていく.
バスは定刻よりも早く会津田島駅に到着した.乗客は私以外に現れることはなかった.
復路(会津田島→新居浜)
会津田島からは,オーソドックスなルートで東京へ,そこから寝台列車で新居浜へ向かうことになる.
会津田島からは,「区間快速」浅草行に乗る.浅草まで直通で行けるのがありがたいが,途中長時間停車などもあり4時間以上かかるのである.
会津田島を出ると,広い盆地状のところを進んでいく.
会津高原尾瀬口からどっと客が乗るかと思いきや,ほとんど乗ってこなかった.尾瀬もオフシーズンの平日だからだろうか.会津高原尾瀬口と次の男鹿高原の間で県境を過ぎるトンネルがあるが,トンネルを抜けたら雷雨となっていた.新藤原まではダム湖の畔を進んだりする.
列車は新藤原から2両,下今市からさらに2両増結し,6両となって浅草へ向かう.列車は通勤客なども増えてきたが,終始座席にはかなりゆとりがある状態であった.時間に余裕があるので,時間つぶしを兼ねて列車自体は春日部で下車し,地下鉄日比谷線直通の列車で銀座へ,さらに丸の内線で東京へ向かった.
東京からは「サンライズ」である.今回の寝台は7号車の最後部,つまり1階2階に分かれていない部分の「シングル」である.ちょうどこの写真に写っている窓のところである.
7号車の入口.
さすがに夏休みだけあって家族利用が多く,記念撮影組も多い.7号車から先頭へ移動するのも大変である.
7号車の最後部の寝台は,以前上り列車で体験したことがある.上り列車の場合は,ちょうど運転席のすぐ後ろにあたり,運転士の「発車オーライ」などの声が聞こえてきたりするところである.今回は下り列車なので状況は異なるが,2階建部分にないので天井が高いなど,少し特別な寝台である.もう一ついいところは,少なくても下り列車の場合車内検札が真っ先にやってきたことである.早く寝る支度ができるし,私の場合シャワー利用をするので,真っ先にシャワーカードを購入し,混雑する前にシャワーを利用することができる.実際今回は一番乗りで利用できた.
山行の疲れもあって,またシャワー一番乗りと,寝台列車の快適さもあって,早速就寝.最初に目が覚めたのは岡崎付近を通過しているとき.せっかくなので名古屋通過を見届ける.4番線をそろりそろりと通過.運転停車はしなかった.次に目が覚めたのは姫路到着前.ちょうど夜明けの時刻であった.そのあとはウトウトしながら岡山着.
岡山からはしばらく田園地帯を進む.
児島で乗務員交代し,瀬戸大橋を渡る.
坂出に到着.
坂出からは特急に乗って新居浜へ.特急は通勤客で混雑していたが,宇多津で空席を見つけて座った.通勤客は伊予三島ぐらいまでの利用が多かったのは意外だった.