駅からあるき by DJ Kei
2016.09.01-06 平ヶ岳・尾瀬アクセス

平ヶ岳・尾瀬アクセス

2016年9月1日(木)〜6日(水)

行程

往路

場所種類
9月1日
新居浜18:42特急「いしづち28号」
高松19:5621:26特急「サンライズ瀬戸」
9月2日
東京7:087:44JR
高崎9:3910:31JR
水上11:3511:40JR
浦佐12:4813:40南越後観光バス
奥只見15:0015:20奥只見観光
尾瀬口16:0016:05会津バス
鷹ノ巣16:10

復路

9月5日
御池8:30会津バス
沼山峠8:50
一ノ瀬13:30シャトルバス
大清水13:4514:07関越交通
沼田15:4016:10JR
高崎16:56
9月6日
高崎9:34「Maxとき310号」
東京10:2810:40「のぞみ323号」
新大阪13:1313:22JR
大阪13:2615:00JR「新快速」
新大阪15:0415:20「さくら563号」
岡山16:1116:35特急「しおかぜ19号」
新居浜18:12

乗車記録

今回は,平ヶ岳登山をメインとした山行.そのための交通アクセス記録である.往路は,きっちりとプランを決めてその通り実行.復路はプランを立てず,その場の思いつきで,と思っていたのだが,山行の疲れなどもあって結局ほぼ最短ルートで帰ることになった.

新居浜→東京→浦佐

この日は,寝台特急「サンライズ瀬戸」で移動することになっていたので,まずは「サンライズ」の始発である高松まで特急で移動.新居浜から高松までの自由席特急券と乗車券を買う.「サンライズ」は,新居浜からなら,坂出で乗継ぐこともできるが,あえて始発の高松から乗るのがポイントである.理由はいくつかあり,まずシャワーを早めに浴びたいこと(できれば高松駅出発前に),高松駅で食料の買い込みをしたいこと,乗車後ゆったりと瀬戸大橋を眺めたいこと,などである.
高松駅に着いたのが20時ごろ.「サンライズ」の高松入線が21時少し前なので,1時間ほど余裕がある.とりあえず,高松の改札を抜けて,駅前のコンビニで食料買い込みをして,駅に入ろうとして自動改札に切符を通すと,ゲートが閉まる.切符をよく見ると,高松からの乗車券ではなく,新居浜から宇多津,東京経由浦佐行の乗車券になっていた.寝台特急券は高松からになっているし,乗車券と寝台特急券は同時購入なので,切符購入時に間違えて発行してしまったらしい.切符を受け取ったときに気づかなかった私も悪いが,切符を発行した新居浜駅の職員さん,ちょっとひどくはないか.
再発行の時間的余裕はないので,仕方なく乗り越し区間の高松から坂出までの切符を買って,改札を通る(これも後でよく考えると,乗り越し区間は高松から宇多津までだが,そのときには気づかなかった).駅で列車を待つと,「サンライズ」入線.部屋に荷物を置いて,シャワー室へ直行.どうやら一番乗りのようだ(そりゃそうだろう).シャワーを浴びて,部屋に戻る.しばらくすると車内検札.
車内検札が終わればあとはノンビリ過ごすことができる.瀬戸大橋は車内の照明をすべて落として,夜景がよく見えるようにして堪能.その後は明日に備えて就寝.今回は階下(1階)の寝台なので,床下の振動や揺れが伝わりやすい.そのせいか,あまりよく眠れなかった気もするが,三宮,大阪,京都あたりの駅の記憶があるが,名古屋,静岡あたりの記憶がないので,そのあたりは眠っていたのだろう.翌朝は,富士停車で目が覚め,その後はあまりよく眠れなかった.東京に近づくにつれ,通過する駅のホームには多くの人が見られるようになり,並行して走る列車は混雑度が増してきた.横浜到着直前から車内放送が再開され,「時刻通り運転している」とのアナウンスとともに,駅の到着や接続列車の案内がされた.終点東京には,定刻通り到着した.

↑特急「いしづち」で高松へ.自由席はすいていた.

↑「サンライズ」は,9番線にひっそりと入線

↑これに乗って東京へ.

↑翌朝,夜明け前の富士山.天気は良さそうだ.

↑終点東京に到着.

次に東京から浦佐までであるが,浦佐から乗車するバスは13:40発であり,新幹線利用では,浦佐で時間が余りすぎるので,浦佐まで全区間,普通列車を利用するプランとなっている.まずは,東京から高崎までは,上野東京ラインの列車を利用.ただし通勤通学時間帯であるため,グリーン車利用にした.人の出入りの激しい通勤通学列車では,大きくて重いザックが邪魔になるためである.グリーン車はぜいたくに思えるかもしれないが,新幹線や特急を利用することを思えば安上がりで,かつ今回は時間的な余裕もあるので問題ない.東京駅で改札口を出て,グリーン券を購入後,改札内へ.グリーン車で悠々と高崎まで乗車し,次は上越線で水上行に乗る.
高崎での乗り継ぎも1時間弱待ち時間があるので,ここでも昼食を買い込み.ところがこの水上行が混雑していた.平日であることと時間帯を考えればそれほど混雑することはないはずだが,18きっぷ利用者が多かったようだ.おまけにオールロングシート.座席は確保できたものの,水上までは苦痛の移動である.
水上から長岡までも,オールロングシートではなかったものの,新しい車両で味気ない.車窓も期待に反して,長いトンネルの後は平凡な盆地の風景でいまいち味気なかった.1時間程度ゆられて,やっと浦佐に到着した.

↑東京から高崎へ.グリーン車利用.グリーン券は東京駅の券売機で購入.

↑高崎からは水上行に乗車.これが混んでいた.

↑水上から長岡行に乗り,浦佐まで乗車.ほとんどが高崎からの列車からの乗継ぎ客.車内は混雑していた.

↑車窓の様子.盆地の向こうに越後の山々が並ぶ

浦佐→奥只見→御池

浦佐から,奥只見方面へ向かう.このルートは,7月にもたどっているが,7月の時は浦佐を朝に出るバス,今回は浦佐を午後に出るバスである.奥只見までのバスは,私と,出発直前に乗車してきた1名の,計2名で出発.JR上越線と魚野川(信濃川の支流)に沿って進み,その後山へ向かって走行.大湯温泉,栃尾又温泉に立ち寄ってから,シルバーラインとよばれる奥只見ダム工事用道路を通る.ほとんどがトンネルで退屈だし,トンネル内はかなり揺れる.しばらくすると,いったんトンネルを抜けて銀山平に立ち寄る.もう1名の客はここで降りた.銀山平から再びしばらくトンネル道路に入ると,しばらくしてトンネルを抜け,山の中のスロープを降りて行くと,トイレや売店もある大きな駐車場に着いた.これが終点であった.
バス停から坂道を歩き,しばらく歩くとダムサイトに出る.雄大な景色である.ここからは,このダム湖を船に乗っての移動である.乗客は私のみ.7月の時は,「おぜ丸」という一回り大きな船が使われたが,今回は小型船の「新はっさき丸」という船に乗る.乗務員は1名.
乗務員1名,客1名の船は,上流の尾瀬口へ向けて出港.雄大な景色を眺めながらの船旅が楽しめる.途中燧ヶ岳も眺められる.今のところガスに遮られることもなく眺められたので,天気は問題なさそう.周囲の山や険しい岩場などを眺めながら,船旅は40分で終了.尾瀬口の船着き場から,異常に長い上り階段を登っていくと,バスが待機していた.
尾瀬口からのバスは,当然私のみを乗せて出発,バスに乗り,今船に乗ってきたダム湖が眺められる左側車窓を眺めていたが,バス出発後,すぐダム湖は普通の流れに戻り,鷹ノ巣まではすぐだった.

↑浦佐から南越後観光バスで奥只見ダムへ.

↑魚野川に沿って進む.遠くには越後三山の山並みが

↑シルバーラインの入口

↑シルバーライン途中からの車窓.山深い所を進む.

↑銀山平で湖のほとりを進む.

↑奥只見ダムサイトに出る.

↑船は奥只見湖を進む.

↑船からみた燧ヶ岳.

↑だんだんと湖の幅が狭くなり,湖岸が迫る.

↑尾瀬口の船着場に到着.

↑尾瀬口から鷹ノ巣までバス利用.鷹ノ巣まではすぐ.

↑山深くを走るバス(別の日に撮影).沿線に人家はない.

御池→沼山峠

沼山峠から尾瀬に入るため,御池からバスを利用.普段,御池から沼山峠までは専用のシャトルバスが頻発しているのだが,今回乗車したバスは檜枝岐始発で,定期バスであった.定期バスであるが,運転手による観光案内があった.ブナの林が一面に広がるブナ平が眺められるところではバスが一旦停止.その後も,長池や燧ヶ岳の眺められるところで案内があった.最後に,終バスの時刻について案内があり,「これに遅れると10キロの徒歩となりますので,遅れないでください」というアナウンスで締めくくられた.

↑御池から沼山峠までバス乗車.

一ノ瀬→大清水→高崎

この日は高崎泊まりなので,一ノ瀬から高崎までの移動となる.一ノ瀬から大清水までは,歩いても1時間程度だし,実際歩く人も多いのだが,昨年から低公害バスと呼ばれるバスが試行運転されている.まずはこれに乗って大清水へ.乗客は3名.低公害バスと称するバスだが,外見上はどこが低公害なのかはいまいちわからないが,クリーンディーゼル車やハイブリッド車が使われているから,とのことである.大清水までは未舗装の林道ではあるが,バスの試行運転前に比べてかなり整地したようだ.バスはゆっくりと走行したが,それでも大清水までは10分少々で到着した.時々車窓から旧沼田街道(広い歩道となっている)がちらちら見ることができた.
大清水で少し待ち,沼田経由上毛高原行の関越交通バスに乗る.大清水からこのバスに乗るのも久しぶりだ.大清水からの乗客は私1名のみで,途中の戸倉から数名乗車してきたが,全体的には乗客は少なかった.オフシーズンの平日だからこんなもんだろうか.このバスは戸倉からは年に何度か乗車しているので,車窓を眺めるのもいまいち力が入らない.バスの最後,沼田市街を抜けて沼田駅に向かうときに,大展望が得られるのだが,沼田が「河岸段丘の街」であるゆえんである.
沼田からJRで高崎へ.このJRは通学時間帯と重なり,結構混雑していたが,座席は確保できた.終点の高崎には定刻に到着した.

↑一ノ瀬からの低公害バス.

↑大清水から沼田まで,関越交通バスで移動.乗客は終始少なかった.

↑沼田からJRで高崎へ移動.

高崎→東京→新居浜

さて最終日,高崎から新居浜まで帰るのみである.出発前には,どんなルートで帰ろうかと思案していたのだが(決めかねていた),当日を迎えると山行の疲れからか,とにかく早く帰りたいという思いが強まってきた.まずは新幹線で東京へ.東京からは,まず新大阪まで新幹線移動と決めた.大阪から高速バスで新居浜へ戻ろうか,という思いもあったためである.ただし大阪からの高速バスは予約していなかったし,発車時刻も知らなかったので,乗れない可能性もあったし,接続が悪い可能性もあった.現地へ行ってみてから決めようと思っていた.そして,新大阪から大阪へ.早速高速バス乗り場へ行くと,運悪く次の高速バスは1時間半待ち.高松行や観音寺行の高速バスもさぐったが,似たり寄ったりなので,結局新居浜行を予約しようとしたが,相席になるとのこと.このためバスはやめて,再び新大阪へ戻り,結局新幹線利用で帰ることにした.新大阪から,「さくら」+「しおかぜ」で新居浜へ戻った.結果的には,高崎から新居浜までオール新幹線+特急利用となり,最短でのルート利用であったが,途中新大阪から岡山まで「さくら」に乗ったのがいつもと違うところだろうか.最後,岡山からの「しおかぜ」は,瀬戸大橋を渡った後は,ほとんど寝て過ごした.

↑高崎から「MAXとき」で東京へ.自由席はそこそこ混雑していたが,座席は確保.

↑東京から,「のぞみ」で新大阪へ.喫煙車両設定無しの700系使用.

↑新大阪から大阪まで移動.

↑大阪から,新快速で新大阪へ戻る.

↑新大阪から岡山まで,「さくら」で移動.自由席は比較的すいていた.

↑「さくら」は九州内の停車駅が多い.

↑岡山から特急「しおかぜ」で新居浜へ.自由席は結構混雑していた.

inserted by FC2 system