駅からあるき by DJ Kei
2008.02.16 名鉄・築港線

名鉄・築港線

2008年02月16日

行程

場所種類
金山15:41名鉄・普通
大江15:5117:10名鉄・普通
東名古屋港17:13
大江町名古屋市バス・金山19
神宮東門名古屋市バス・名駅18
名古屋駅17:13

プランニング

名鉄築港線は朝と夕方にのみ運行のため,夕方の早い時間帯の(比較的混まない)列車を選択する.

概要

今回は,名鉄・築港線に乗車する.築港線に乗るのは私にとって実に20年ぶりである.名鉄・築港線は,大江と東名古屋港を結ぶ1.5キロの路線である.地元の人でも知る人は少なく,むしろ鉄道ファン受けする路線である.現在は,東名古屋港駅周辺にある工場への通勤客を運ぶのが主な目的である.そのため,朝夕のみの運転で,日中の運転はない.また土曜は減便,日曜はさらに減便となる.例えて言えば,東京近郊のJR鶴見線,大阪近郊のJR和田岬線(山陽本線の支線)といったところ.このような普段通勤で利用している人と鉄道ファンのみが知る築港線に乗車し,また沿線を歩いてまわることにした.

記録

金山から名鉄常滑線の普通列車に乗って大江で下車.ちなみにこの普通列車は金山始発で,時々パノラマカーが使われることもあると思う.なお,大江は急行も停車するため,急行を利用しても良い.大江到着は15:51,築港線の夕方一番の列車は16:11発であり,接続は悪くないから,これに乗ってもよかったが,乗車は後のお楽しみにして,まずは沿線を歩くことにする.

大江駅前を出て,南へ向かい,交差点を右へ進むと線路をまたぐ跨線橋へ出るので,そこから駅構内の全体の様子が俯瞰できるが,跨線橋のすぐ下にも線路に沿って道路があり,そこから駅構内を眺めることができる.

跨線橋を越えて,広い道路(県道55号線)を西へと向かう.道路に沿って築港線の線路が延びていて,歩道から線路がよく見えるので,撮影に適した場所はいくつかみつかる.どちらかといえば,東名古屋港駅寄りの方に撮影適地が多いと思う.さて,築港線の最大の見どころはやはりこの十字の平面交差.写真で横方向の線路が築港線,縦方向の線路が名古屋臨海鉄道・東港駅へつながる線である.

大江-東名古屋港間にて

平面交差部近辺で撮影地を探し,列車を待つ.やってきたのは大江発夕方の一番列車である.

東名古屋港で折り返してくる列車は,平面交差部分で待つ.通過しているところを撮影.

その後,東名古屋港駅へ.一応,列車の時刻確認をする.と同時に,2番列車が到着するのを待つ.

2番列車が到着.東名古屋港はずいぶん前に無人化され,改札口も廃止された.そして,築港線の利用者はすべて大江駅の連絡改札口で切符の検札を受けることになる.もちろん連絡改札口は自動改札で,東名古屋港行を利用する場合は,大江駅の連絡改札口に東名古屋港まで有効の切符を入れると,切符はそこで回収される.つまり,連絡改札口を通った後は,切符を持たずに列車に乗車することになる.トランパス対応カードも連絡改札口で利用可能(東名古屋港までの利用額が差し引かれて戻ってくる).逆に東名古屋港から大江へ向かう利用者で切符を持たない場合には,切符を車掌から購入することになる.トランパス対応カードの場合は,大江駅の連絡改札口に入れた時点で,東名古屋港から乗ったものとして磁気記録されるものと思われる.

2番列車が東名古屋港に到着した後,すぐに駅を離れ,撮影場所へ向かう.2番列車の折り返しの走行シーンを撮影した後,大江発3番列車に乗るために大江駅まで徒歩で戻ることにする.2番列車と3番列車はやや時間が離れている(40分間があく)し,大江駅までの距離が短いので問題なく間に合った.

大江駅で,東名古屋港までの切符を購入し,連絡改札口に通す.切符は回収され,晴れて東名古屋港まで乗車する権利を得て列車に乗る.大江駅出発後,まず時速60kmまでスピードを上げ,平面交差部分で30km程度に速度を落とし,あとはゆっくりと減速して東名古屋港まではあっという間の到着であった.乗客は私の他にもう一名いた.その人は会社員風だったから,たぶん出張から帰ってきて工場でもう一仕事といったところか,あるいは勤務時間が夕方開始の人ではないかと思う.なお,東名古屋港からの折り返し列車は,客が多くて,立席もいるような雰囲気であった.

東名古屋港からは,そのまま名鉄で戻っても良かったのだが,やはり少し変化をつけたいので,名古屋市バスで戻ることにする.実はこの後,名古屋駅へ出て,新幹線で東京へ向かうことになっていたため,とりあえず市バスで鉄道駅のターミナルまで行くことにする.ちょうど「神宮東門」行のバスがあるので,それに乗車した.「神宮東門」は,名鉄・神宮前駅の西口のそばにある.さて,「神宮東門」からは名鉄に乗って名古屋駅へ向かうのが常套手段だが,これまた趣向をこらして,市バスで名古屋駅へ向かうことにする.ただし,「神宮東門」から「名古屋駅」へ向かうバスはないので,名鉄・神宮前駅の東口にある「名鉄神宮前」バス停からの「名古屋駅」行バスを利用する.以前このバスは利用したことがあり,知識として知っていたため,このような乗継ぎを思いついた.ただしこの「名古屋駅」行バスは本数が少ない.発車時刻は知らなかったので接続が悪そうなら名鉄で名古屋駅へ行こうと思っていたが,偶然にも非常に接続良くバスがやってきて,無事に市バス乗継ぎ成功.名古屋駅へは予定していた新幹線の発車時刻に対して早すぎず遅すぎず,良い時間に着いた.

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