のんびり東京行
2010年10月02日（土）
行程
| 場所 | 着 | 発 | 種類 |
|---|---|---|---|
| 新居浜 | 9:00 | 特急「しおかぜ1号」 | |
| 今治 | 9:30 | 10:30 | 芸予汽船 |
| 土生 | 11:40 | 12:23 | 土生商船 |
| 三原 | 13:07 | 13:17 | JR山陽本線 |
| 糸崎 | 13:21 | 13:23 | JR山陽本線 |
| 新倉敷 | 14:22 | 14:40 | 「こだま744号」 |
| 新大阪 | 16:05 | 16:50 | 「こだま674号」 |
| 東京 | 20:47 | 22:00 | 特急「サンライズ瀬戸」 |
| 高松 | 7:27 | 7:36 | 特急「いしづち5号」 |
| 新居浜 | 9:00 |
プランニング
寝台列車乗りたい症候群解消のため，乗車1週間ほど前に，東京発の寝台券を入手．当日の東京までの行程は，当日まで決めず，気ままな移動とする．
概要
当日，朝起きてみて，おおよその計画をたてる．まず本州へ渡る手段としては，今治から高速船2本を乗り継ぐことにする．あとの行程は現地で適当に決めることに．結果的には，新倉敷からこだま2本を乗り継いで東京へ移動．帰りは，普通に「サンライズ瀬戸」と「いしづち」を乗り継いで，前日出発からちょうど24時間後に新居浜に戻った
行程
新居浜→三原
特急「しおかぜ」で今治へ．新居浜駅を2番線から出発する数少ない特急列車．
今治駅から港までは，バスもあるが，今回は歩いて行くことに．駅から徒歩20本ほどで港に到着．港からは，来島海峡大橋が望める．港のやや奥まったところに切符売場と待合所がある．
出発時刻5分ほど前に船が到着．これが折り返し運航となる．客室が前と後に分かれているが，後ろの方が少し窓が高いのと，揺れが少ないため，後ろ半分の方がよい．船はただちに折り返して因島・土生港へ向かう．
最初の寄港地は友浦だが，ここで下船する客がいないかどうかのアナウンスが入る．船内に降船客はいない模様で，船は港の沖で減速し，乗船客がいないかどうかを確認し，乗船客がいないとわかると，港に立ち寄らず汽笛を鳴らして次の港へ向かう．船の「通過扱い」は初めて体験したが，生活路線なので少しでも早く客を運ぶためであろう．実際その後は，各港に立ち寄ったが，船の到着と出発は手早く行われ，停船時間は30秒ぐらいの場合も多く，何かと慌ただしい．ただ，さすがは瀬戸内海．点在する島としまなみ海道の橋梁を眺めながらの船旅が十分楽しめる．
途中，一番大きい港は弓削港であり，乗降船客とも最も多かった．とがった山が印象的である．
終点の土生（はぶ）港に到着．ここは広島県の因島である．左手に，尾道行のバスが待機している．
次の船を待つ30分ほどの間，因の島バスを何度も見かけた．かなり本数が多いように思われた．
三原へ向かう高速船．
途中，しまなみ海道の橋（生口橋）の下をくぐる．
三原の港に到着．ここから三原駅までは徒歩5分ぐらいで，かなり便利だ．
三原→東京
三原からの行程は決めていなかったが，急がない旅でもあるので「こだま」を乗り継いで東京へ向かうことにする．ところが，次の「こだま」は1時間ほど待たないといけないので，行けるところまで在来線で行くことにする．三原から糸崎行に乗る．
糸崎で乗り換える．接続はよい．
糸崎を過ぎると，右手に海が見え，しばらく続く．福山で客の半分程度が入れ替わる．まだ次の新幹線（こだま）まで余裕があるので，新倉敷まで乗ることにする．
新倉敷からは，500系こだまで新大阪へ．8号車（自由席）の車内はほとんど乗客がいない．眠くなったので，3人掛けシートのひじかけを収納し，横になって眠る．
新大阪からは，東京へ向かって次々と「のぞみ」「ひかり」が出発していく．その中で，「こだま」の発車を待つ．車両は700系だった．最も乗客の少なそうな1号車（自由席）を利用．実際，車内は終始客が少なかった．こちらでも，途中3人掛けシートで横になって眠ったりして過ごした．東京までは長かったが，それほど長さを感じなかったのは，気ままな移動ゆえだろうか．
東京→新居浜
東京からは「サンライズ瀬戸」に乗車．すぐに車掌が来たので，検札ついでにシャワーカードを購入した．
シャワー室は，使用中の状態が続き，なかなか空かなかった．
シャワー室のとなりにあるラウンジ．ここでシャワー室が開くのを待ったが，ずいぶん待たされたような気がする．シャワー室が空いたのは，富士を過ぎてからだから，0時は過ぎていたと思う．
翌朝目覚めたのは，岡山到着前の車内放送による．よく眠った．岡山で降りる客が結構多い．岡山で「サンライズ出雲」を切り離し，こちらは瀬戸大橋へ進む．個室寝台からの海の眺めも格別．
「サンライズ瀬戸」は，終点高松に定刻に到着した．
高松からは，「いしづち5号」に乗って新居浜に戻った．昨日出発時に乗った「しおかぜ1号」との併結列車である．つまり昨日出発してから24時間後に新居浜に戻ったことになる．