駅からあるき by DJ Kei
トップ>南ア・ケープタウン訪問記

南ア・ケープタウン訪問記

2009年8月21〜30日

概要

このたび,仕事で南アフリカ・ケープタウンへ行ってきました.仕事の合間に,喜望峰とテーブルマウンテンをまわってきましたので,その記録を紹介します.

ケープタウンへのフライト

ケープタウンへは,成田からのブリティッシュエアでロンドン経由で行きました(帰りも同じ).ちょうど直前に東京で出張があったのでそうしました.出張は元同僚との同行でしたのでまだ安心です.南アフリカに一人で行くのはさすがに...といった気分でしたし,事前に仲間からさんざん脅されましたし.
それにしても遠かった.ロンドンまでは約12時間,そこからケープタウンへはさらに12時間.ロンドンでの乗り継ぎ時間が4時間ぐらいだったからまだよしとしましょうか.これで乗り継ぎ待ちが21時間とかだったら,気が狂っていたかも(21時間待ちは,以前シンガポールで経験しました).

喜望峰

さて,仕事が終わってから帰りのフライトまでには,1日以上の空白が出来ましたので,かの有名な喜望峰と,ケープタウン名物のテーブルマウンテンを訪れることにします.
まずは喜望峰ですが,こちらはジャンボタクシーをチャーターしての訪問となります.さすがは観光都市だけあって,豊富なツアーが用意されていますが,今回は半日コースで喜望峰ほかをまわるものに参加します.同行者は10名ほどで身内ばかりですので,気楽です.ケープタウンから高速道路を使って2〜3時間ほどでしょうか.喜望峰が近づくにつれて荒れた土地を走るようになります.風が強いせいもあるのでしょうか,樹木はなく,灌木とわずかな草が生える大地の中を走ります.もっとも道路は,そんな光景とはアンバランスな,舗装された快適な道で,都会の中を走るのと全く変わりません.

喜望峰の展望台に上がるためには,ケーブルカーを利用します.ケーブルカーに並行して散策路が設けられていて,そちらを歩いても大したことはありません.

ケーブルカーは,灯台のすぐ下まで連れて行ってくれます.ここから灯台までの階段の上りは結構大変です.ちなみに,灯台の立っているところは喜望峰ではありません.

これが喜望峰です.一見何もない素っ気ないところですが,インド洋と大西洋を分ける重要なポイントです.この灯台から喜望峰への散策路はありますが,時間が結構かかります.ツアーに参加すると時間に制約があるので散策路をまわるのは無理です.

灯台から真下の海岸です.断崖です.

これが,喜望峰を示す標識です.大半の旅行者は,ここで証拠写真を撮っていきます.我が同行者も,ツアーガイドにカメラを渡して写真を撮ってもらいます.ガイドさんは一度に10人分のカメラを抱えることになり,大変でした.

周囲の海岸の様子です.これはインド洋側です.

喜望峰とその周囲の断崖続きの海岸はとても迫力がありましたが,それに加えて,喜望峰周辺の岩と石だらけの荒れ果てた大地の広がりはとても印象的な光景でした.

テーブルマウンテン散策

喜望峰に行った翌日,今度はテーブルマウンテン.この日の夜が帰りのフライトとなるので,夕方までは観光してすごします.

市街地からみたテーブルマウンテン

テーブルマウンテンと対峙するように位置するライオンヘッド

テーブルマウンテンはまさに断崖

途中すれ違ったロープウェー.

ロープウェーを使わなくても,登山道を歩いても上れます.ただし,麓から3時間以上かかるとのこと.本当は歩いて上りたいが,靴をはじめ登山に適した格好ではなかったので断念.

ロープウェーでテーブルの上まで上がり,下を見下ろします.展望は最高.

ケープタウンの市街地を眺望

頂上はこんな感じ.鈴鹿の山でいえば御池岳あたりの眺めを連想させます.

谷は深い

市街地,海岸線がくっきりとわかります

テーブルマウンテンに続く山並み.

テーブルマウンテンロープウェー乗り場前のバス停

ケープタウンの街の様子

南アフリカの都市部は特に治安が悪いことで知られています.ケープタウンもいうに及ばずで,治安は良くありません.私の同行者などは,昼間から,からまれたり,首からかけた携帯電話を引っ張られたりしています.夜はもっと危ないでしょう.ただし都市部(ダウンタウン)から離れた観光地(喜望峰やテーブルマウンテン)は一応それほど恐れることはありません.ケープタウンに関して言えば,駅周辺がやはり一番雰囲気はよくありません.

観光客用にケープタウンを周遊する2階建てバス.移動に便利.運賃は高いが,それだけにお金のある観光客しか乗らないから,車内でスリや強盗に遭う危険性は低いです.

都市部から見たテーブルマウンテン

海岸線は美しい.

断崖もあれば砂浜もあり変化に富みます.

ケープタウンの中央駅.この周辺には近寄らない方が無難です.この写真は,上記の観光周遊バスに乗車中に撮影したもの.

inserted by FC2 system